mixiユーザー(id:555665)

2019年04月14日23:03

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男だ!燃えろ!

EDF5、レンジャーでハーデスト攻略中だが死ぬことも多くなり段々辛くなってきた。
こうでなければ地球防衛軍ではない。

・ジャンゴ 繋がれざる者



凄まじく面白い!
1850年代の黒人奴隷を描いた西部劇だが、群を抜いて娯楽性が高く、それでいて重厚なドラマとテーマ、おまけに爆笑ギャグまで完備。袋を被る被らないのグダグダなやりとり(視野が狭く、前が見えないアホ共と馬鹿にしてるんだと思う)にジョナ・ヒルの無駄遣いとか、モギーへの怒涛の流れ弾は笑った。特にタラちゃん本人がアレでアレするところは、あまりの緩急の付け方に爆笑! もちろんギャグだけでなく、「手配書」がアレでアレになるところとか、シュルツがキャンディの事を「ムッシュ・カンディ→キャンディ」と呼ぶ(取り繕う真似をやめる)伏線回収はさりげなくも巧みの一言。
ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツら俳優陣の熱のこもった演技が最高で、特に印象深いのが飄々としていながらも心に熱いものを持ち、凄腕で正義の人でもあるクリストフ・ヴァルツと、悪の権化ながら一筋縄ではいかない凄味を漂わせるレオナルド・ディカプリオ&サミュエル・L・ジャクソン。

単なるガンアクション映画ではないが、アクションシーンも文句のない面白さ、熱いドラマ、白人と「黒人」の残酷さ(胸糞悪いのに不思議と気がめいるような陰惨さを感じないのは監督の演出か)と、解放のカタルシスに胸がすく。映像に関しても圧巻で、すべての画が美しく、どのシーンも名シーン。「強く要求する」からの銃撃戦はまさに血の雨。
2時間半の長丁場があっという間のド傑作。


・超高速!参勤交代



ガッツリコメディと思っていたらそんなことはなかった。所々クスリと笑えるところはあるものの、佐々木蔵ノ介演じる主人公、湯長谷藩主・内藤政醇を中心としたヒューマンドラマの面が強い。
政醇の人徳と、対称的に徹底して悪辣な人物として描かれる松平信祝(陣内孝則)の名演と、当時の江戸と地方の理不尽なまでの格差が作品の空気をそれなりに重くしている。とはいえドラマ自体はかなりスピーディで軽く、随所にコメディも挟まれるため見ている間は気持ちが沈むようなこともない。孤立無援の湯長谷藩とはいえ、殿様も家来たちもそれなりに頼りがいがある有能ではあるのでそこまで緊迫感も感じなかったかな。中盤で決まらなかった「見得切り」がクライマックスでしっかり決まるのが非常にカッコイイ!
剣劇もなかなかハードでカッコ良く、この手の映画でスッパリ切られて死ぬシーンがあるとは思わなかった(特に前半の信祝の切り捨てシーンがドイヒーだっただけに)ので期待していなかったがいい意味で裏切られた。
それでも幾つかおかしいアクションがあったり、佐々木蔵ノ介は熱演だったけどさすがに31歳で逝去している政醇にしては老けすぎてるとか、○○があのやられ方で生きてるのは無理があるとか、江戸にも関所はあるだろとか、フィクションラインがおかしい部分は色々あるんですが、「時代劇コメディ」と割り切って見れば(前述のとおり笑いの成分はそんなに濃くないので、それが難しいところですが…)
吉宗の「磐城の土を殺してはならぬ」が今となっては効くなあ…と思っていたら2014年の映画だった。わざとだなこれ。

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