mixiユーザー(id:1670149)

2019年04月07日15:09

286 view

映画『雪子さんの足音』

大好きな 吉行和子さん主演の映画『雪子さんの足音』、東京と横浜で 公開が決まりました!
5月18日(土)〜 東京渋谷・ユーロスペース
6月15日(土)〜 横浜シネマ・ジャック&ベティ

https://yukikosan-movie.com/

前売り券(1300円)、わたしも窓口です。
チラシも持ち歩いています。

以下すこし、試写を見た感想など織り交ぜて。💕

+*+-+*+-+*+  +*+-+*+-+*+

『雪子さんの足音』は、吉行和子さんのための映画です。
そして、すべての高齢者と、これから年をとっていく人たちのための映画。登場人物の誰に感情移入するかで、見え方がまったく違ってくる、せつなくて、怖くて、妖しい映画。エロティック/官能的とも言えるでしょうか。
 
吉行和子さんは、ずっと思っていたそう。
年をとったから年寄りの役しかできない、それはいいのだけれど、「どうせなら、胸がざわつくような年寄りを演りたい」と。
吉行さんの願いを知って、われらが浜野佐知監督が一念発起!奇跡的に出合ったのが、木村紅美さんの小説『雪子さんの足音』でした。2017年夏、文芸雑誌『群像』に掲載されたときのこと。映画化の話は、なんと『雪子さん…』が芥川賞の候補になる五ヶ月も前から進んでいたのです。

吉行和子さんは、1935年生まれ。40歳をすぎて、大島渚監督の『愛の亡霊』(1978年)に周囲の反対を押し切って出演。60歳半ばで浜野佐知監督の『百合祭』、80歳をすぎて『雪子さんの足音』! もうかっこよすぎて、ため息しかでません。(うっとり)

吉行さん、『百合祭』でミッキー・カーチスさんとラブシーンを演じ、白川和子さんとも口づけするんです。この二つは2001年の大事件でした! こんどの『雪子さんの足音』では――おっと、これはまだ書いちゃダメですね。

とにかく、すてきなシーンや逸話がいっぱいです。

きょうはまず、主人公薫を演じる、寛一郎(かんいちろう)さんについて。(チラシの食卓の写真、中央)
お父さんが佐藤浩市、おじいちゃんが三國連太郎、という大変な大型新人です。
なんだけど、そのオーラを消せるの、驚きです! すうっと保護色をまとうように地味になれる感じが、若いときのトム・ハンクスみたいだと思いました。何種類もの「困った顔」ができるところも。

あと、『雪子さんの足音』には、食事のシーンが多いのですが、寛一郎さん、それはそれはおいしそうに食べるんです。
「何も考えずに、おいしい」「くやしいけど、おいしい」「申し訳ないけど、おいしい」などなど、おいしい顔もいくつも持っていて、すごいんだな。
2018年のキネマ旬報新人賞、さすがです。
寛一郎さんにも、ぜひご注目ください。

5月18日(土)〜 東京渋谷・ユーロスペース
6月15日(土)〜 横浜シネマ・ジャック&ベティ
https://yukikosan-movie.com/
10 5

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年04月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

最近の日記

もっと見る