最近"空気圧をよくチェックする人達"のクルマでゴムバルブのトラブルが相次いでいます。
いろんなクルマのタイヤ管理を一括して行ってきて、分かってきたことがあります。
まず、夏タイヤ、冬タイヤをそれぞれ季節ごとに交換しながら運用する前提で…
「トラブルの起きていないタイヤであれば1シーズンの空気圧の低下は概ね0.3〜0.4kgf/㎠」
このレンジから外れているタイヤはスローパンクチャー(タイヤの穴orバルブの亀裂からの空気漏れ)が起きているので要修理となります。
この事実が分かってきたので…
標準空気圧が2.2kgf/㎠の場合、
夏タイヤ使用スタート 2.4kgf/㎠
↓
タイヤ交換タイム
夏タイヤ保管 2.1〜2.2kgf/㎠ 横積み&市販カバーをかけて屋外保管※
冬タイヤ使用スタート 2.4kgf/㎠
↓
タイヤ交換タイム
冬タイヤ保管 2.1〜2.2kgf/㎠ 横積み&市販カバーをかけて屋外保管※
夏タイヤ使用スタート 2.4kgf/㎠
※面倒なのでやりませんが、タイヤメーカー曰く1.0kgf/㎠くらいまでエア圧落として保管するが理想的だそうです。
https://tire.bridgestone.co.jp/about/maintenance/keeping/index.html
このサイクルで完璧!!
これで4〜5年はイケてるので、これ以上手間暇かける必要はありません。
厳密には夏タイヤ使用期間の方が長いですが、重み付け計算がめんどいので"シーズン"単位でまるめて計算しています。
実はこの運用でいくと空気圧は年2回見ればOK!!
ちなみに1シーズン0.3〜0.4kgf/㎠なので、タイヤ使いはじめは0.6〜0.8kgf/㎠くらい減圧しています。
夏冬タイヤ交換後は必ずエア補充が必要です!!
つまり言いたいことは、
お店でタイヤ交換している人はタイヤの空気圧を聞かれたとき
「メーカー指定空気圧の0.2kgf/㎠高い値」を指示してください。
そしてタイヤの異常を感じたときだけエアチェックすればOKです!
逆に言うとあんまり頻繁にチェックしないでほしいのです。
そもそもてんでバラバラで揃ってないエアゲージであっちこっちで測定しても全く無意味だし、バルブグリグリすると亀裂(スローパンクチャー)の原因になります。
基本的に触らないスタイルで。
どうしてもこだわるならマイゲージ一本で、ムリな角度にバルブを押し曲げないようよう気をつけてエアチェックしてくださいな。
というお話でした。
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