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2019年02月25日22:12

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春の椿事

昼が長くなると冬の鳥たちは旅立ちに備えてエネルギーを蓄えるために、食欲が旺盛になります。警戒心を緩めてでも食欲に走るので、撮影のチャンスです。

冬鳥でないのも混じってるけど、いつもの河口で鳥たちのお食事風景をいろいろ観察できました。

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まずはオオジュリン。足環個体ですが、番号は見えませんでした。

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雄のようで、頭と胸元が黒くなりかけています。3月にはごま塩頭、繁殖期になると真っ黒になります。生え替わるわけではなく、羽毛の先端がすり切れて内側の黒い部分が露出するのだそうです。

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続いてタカブシギ。地味だけど好きなシギです。いや、嫌いなシギはいないけど。図鑑には旅鳥と書かれていますが、近年ここでは越冬することが増えているようです。

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コケのようなものの下にバイオフィルムと呼ばれる嫌気性の細菌の塊が育つとかで、それをついばんでいるようです。それを目当てにするのか、この場所には小型のシギ・チドリ類がよく来ています。

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そしてノスリ。毎冬やってきますが、冬鳥というよりは山に獲物がいなくなるので比較的暖かい平地に出稼ぎに来ているようなものだそうです。

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猛禽類は自分が狩る側のわりに警戒心が強く、一口食べてはあたりを見回します。人に気づくとすぐに飛んでいってしまうので、食事シーンにはなかなかお目にかかれません。

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最後は、ここでは初確認のオシドリ。しかもカップルです。文字通りのオシドリ夫婦。以前からたまにいるという話は聞いていたものの、ようやく目にすることができました。

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ドングリが好きなのですが、こんな河口部にあるはずはないので、水草でも食べているのでしょうか。

そろそろ鳥の移動の季節なので、これらもあと1ヶ月もすればいなくなると思われます。また来期にも会えますように。
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