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2019年03月04日23:30

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岐阜で鴨バーベキューと明智光秀の墓と廃モノレールを見学する

岐阜県山県市へ行った。
そのことを書く。


3月2日(土)

愛知から岐阜市を越えて山県市へ入る。

まずは「ウェルかも美山」へ。
11時過ぎに着いた。
わたしたちが本日最初のお客だった。
建物の外のバーベキュー広場に座る。
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ここはバルバリーという名前の品種の鴨のお店だ。
バルバリーは脂身と臭味が少ない高級種の鴨だ。
数年前までは地元ブランドで生産していた。
今は高齢化により青森から取り寄せたバルバリー鴨を加工販売だけしている。

いろんなメニューがあった。
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セットで3000円だというのでそれを一つ頼んだ。
鴨串、鴨ロース、鴨モモ、鴨肝、鴨心臓、鴨モモの燻製、それに焼き野菜とご飯と味噌汁だ。
二人で食べたけどお腹いっぱいになった。
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なんだかのんびりした田舎の山奥で、鴨の焼き肉を食べていると幸せな気分になる。


ウェルかも美山の駐車場に車を置かせてもらい、300メートル歩く。
道路の突き当りに神社があり、境内に明智光秀の墓がある。
看板があり説明が書いてある。

「この地、中洞古屋敷白山神社の一角にある石塔と五輪の塔は、まさしく明智光秀公の墓なのです」

なにをアホなことをと思うが、地元の古くからの伝承らしい。

山崎の合戦で豊臣秀吉に敗れて死んだのは影武者だった。
本当の明智光秀は荒深小五郎と名乗り、この近くに隠居していた。
それで墓もここにあり、地元には荒深の姓を名乗る子孫が多く住んでいる。

坂道を登るとすぐにお墓があった。
けっこう立派なお墓だ。
誰のものか知らないが、明智光秀だということにされてお参りに来る人がいるので嬉しがっているんじゃないだろうか。
脇道には来年の大河ドラマ用に新しい幟旗が並んで立っていた。
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他にも面白かったのはこの神社が神宮寺だからだ。
お寺のお堂と神社の社が二つ並んで建っている。
さすが岐阜県美濃地方だ。
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この地方は明治時代の廃仏毀釈があまり行われなかった。
いまでも田舎に行くと神仏混淆なところがたくさん残っている。
お寺と神社と丁寧にお参りして車に戻った。


美山の中心街に戻り、国道418号を少し走る。
瀬見峡温泉に来た。

1991年に温泉が発見された。
小さな温浴施設ができた。
それからレジャーランドか観光施設にしようとしたのだろう、いくつかの施設が作られた。

公園、大きな観音像、モノレールと展望台。
しかし交通の便も悪く2001年にすべて廃業になった。

車を道の脇に停めて、雑草の生い茂った階段を登る。
韓国済州島のトルハルバンや訳のわからないオブジェがある。
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丘の上を見ると廃屋がある。
モノレールの駅だ。
「美山ラビット号・始発駅」と書いてある。
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かなり床など腐っていて危ない。
錆びた車両がそのまま置いてある。
モノレールの軌道も残っているが樹木に隠されてどうなっているのかわからない。
とても展望台まで行くことはできない。
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なかなか情緒のある廃墟を堪能できた。

広場の先には大きな観音像がある。
こちらは今でも手入れされているようだ。
美山平和観音という名前で台座からの高さは18メートル。
韓国で制作されたそうだ。
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台座の下には「回廊十二支巡り」という地下通路がある。
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お戒壇巡りのようlなもので暗闇の中を歩いていく。
十二支の動物の神像が壁にレリーフで立っている。
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足元は泥濘で気持ちが悪い。
やっとのことで一周して外に出た。
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しかしなにを考えてこんな田舎にモノレールだの巨大観音像だの作ったのだろう。
温浴施設も小さな山小屋のような粗末なものだったし。
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帰る途中で「岐阜レトロミュージアム」に寄った。
土曜日だけあって賑わっていた。
レトロパチンコに熱中してしまった。
同行者はレトロ自販機を見て感動していた。
自販機のうどんかカレーライスを食べたかったけど、まだ鴨バーベキューでお腹いっぱいだったのでやめた。
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岐阜県はB級スポットが多い。
今度は奥美濃の方へいってみよう。

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