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2019年02月18日22:47

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最近の鳥見

前回から風邪をひいたり腰を痛めたり用事が重なったりでしばらく野鳥観察には行けなかったので、約1ヶ月半ぶりのいつもの河口です。

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前回は2羽のチョウゲンボウが一緒に飛んでいましたが、今回はミサゴやトビが並んで飛んでいました(写真はミサゴ)。大きめの鳥はそろそろ恋の季節かもしれません。

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荒起こしの終わった田んぼにはタゲリが8羽ほど来ていました。

で、いつもの河口へ行けないあいだもじつは鳥を見続けておりました。名古屋市博物館の常設展の江戸時代のコーナーで「フィールドガイド 江戸時代の鳥」として、全国一斉の鳥獣調査結果を記録したうち、このあたりの分の記録が展示されているのです。
http://www.wbsj-aichi.org/news/news-detail.php?id=111

わりと鷹揚な展示で、入場時に許可を受ければ、撮影禁止の資料でない限り、フラッシュをたかず周囲に迷惑をかけなければ撮影OKです。ただし、その写真を印刷物やネットに使用することは禁止。

ちょうど一昨年から去年にかけて手書き文字の品質向上を図る際に江戸時代のいわゆる「くずし字」もすこし練習したので、その効果の確認にもちょうどいいと言うことで、写真から文字を筆写して翻刻(現代のひらがなや漢字に直すこと)に挑戦してみました。

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美濃国産物から、先ほどの「フィールドガイド 江戸時代の鳥」のチラシに絵付きで紹介されている鳥です。

字母(元になった漢字)を推定すると「久王志”也遍”无」で、今のひらがなに直すと「くわじゃべん」。絵を見るとカワセミです。

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同じく美濃国産物で、字母は「志由春可計」でひらがなだと「しゅすかけ」。そんな鳥いたっけ、と8年ほど前に買った「江戸時代に描かれた鳥たち」(細川博昭)を見ると、ジュズカケバトが日本に来ていたようなので、これかもしれません。

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木曽産物からはこれ。字母は「十連无本”宇」で、ひらがなは「とおれんぼう」。「そうれんぼう」とも呼ばれたようです。現在とはだいぶ違いますが、これはもしかして……

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「呼んだ?」

はい、数十メートル離れた車の中からでもレンズを向けるとこちらを気にするチョウゲンボウ先生ではなかろうかと思います。

来週あたりに史料の保全のためもあって展示物を一部入れ替えするということで来月また見にいく予定で、そのときに企画した学芸員さんに会えることになってるので、時間が許せば答え合わせをやってきたいと思っております。

ああ、退屈している暇がない。
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