mixiユーザー(id:8729247)

2018年12月04日13:32

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胃バイパス手術とは何か

ちなみにこの手術は「肥満対策手術」としては最もたくさん行われている手術なんだそうな。
だからこの手術を受けて無事にやせた人間もたくさんいるに違いない。

ただどんな手術も手術である以上、100%の成功はない。
後遺症もあれば手術の失敗もある。
「この手術をしないと命に関わる」ような病気で手術を受けるのであれば
もし手術しないともとの病気で死ぬことがあるわけで、
手術が失敗して死んでもいいとは言わないけども、まあ受けるしか方法はない。

肥満対策には手術以外にも方法はある。
そりゃ手っ取り早くはないかもしれないし努力が必要。
努力が嫌いで最短時間でやせたい(しかもお金がある)なら手術、と選んでしまうんだろうが、
こういう失敗が起きたときに、いくら後悔しても無駄。
美容のための手術は、皮下脂肪吸引でも死亡例があるし、
たかがひとえまぶたをふたえにするのだって結果的に目がひきつって閉じなくなったり。
よーく考えて受けるべきだし、受けないのが正しいと思うのも悪いことではないと考える。

で、胃バイパスですけども。
まず簡単な人体解剖。
口で食べたものは食道というクダを通って胃にはいる。
(食道は途中まで気管といっしょで二股に分かれて肺にいく道がある)
胃から十二指腸へ、ここに消化液である胆汁と膵液が出てくる。
その下が小腸で消化吸収の本場、その次は大腸、水を抜いて便を形成する。
で、直腸から肛門を通って便として排泄される。

胃バイパスは、食道から胃に接合するちょっとしたで胃を切断、
少しだけ残った胃(小さい胃になっている)に小腸をつなぐ。
つまり小腸の一部を切断するわけですが、
胆汁と膵液は消化吸収に必要なので、切断した一方は食道につなぐけど
もう一方は胃につながった小腸につなぐ。(Y字状になる)
結果、胃袋が小さくなるので少量で満腹するからやせてくる。

特定の栄養成分が吸収されにくくなるのでサプリ必須、
ちょっと食べ過ぎるとすぐに吐いてしまう、
下痢しやすい、胃があとでふくれてくることがある(食べる量が戻る)など
いろいろ問題点もあるわけですが、
努力しなくてもやせる、という部分がたぶん魅力的なんでしょうね。

でもさぁ、どう考えてもカラダによくないよね。
たとえば胃に胃がんできても内視鏡検査できないしね。
もともと大食いで太っていたんだから習慣で無理に食べちゃって
小さい胃が破裂しそうな気もするし…あ、この記事ってもしかしてそれか?

追記:
てゆっか、術後2週間のときに誕生日パーティー?
で、飲みすぎたかと思ったって??
…ふつー、胃手術、消化管手術のあとは
1か月は流動食、柔らかく油気のないものをよく噛んで食べる、
1回の食事で量が取れないので5,6回食にする、が決まりだろ?!
ガイジンでも日本人でも術後の治癒は同じ。
術後2週間で誕生パーティーって、周囲の人間ももう少し気を使えよなぁ。
本人が食欲抑えられないから太ったんで、
ごちそう前にして食べずにはいられまい。




「ウェディングドレスを美しく着たい」 胃バイパス手術を受けた女性が術後に死亡(ベルギー)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=103&from=diary&id=5402954
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