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2018年11月30日09:34

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11月末日

ニュース
>「ゲノム編集の子」研究者、意義を強調 検証求める声も(https://www.asahi.com/articles/ASLCX5VX6LCXULBJ00Z.html?iref=comtop_8_01

禁止しても(しなくても)いずれ、この事態は起こると思っていた。未だ、発表の真偽そのものも確認されていない様だが、速かれ遅かれいずれコノ事態に至ることは避けられまい・・・・と思う。コノ分野の”研究”に対する懸念としては所謂”倫理”上の問題が挙げられるが、「人間は生命操作の主体たり得るのか?」と言う言わば神学上の倫理の議論は兎も角、科学的には”研究”の何が倫理上の問題であるのか、「研究が未熟である・・・」とか「他にも方法がある・・・」とか「予期しない被害・・・」とか、こう言った”科学的”な倫理の議論の根拠は意外と脆弱である。
ニュースなどには、こう言った”研究”はデザイナー・ベイビーなどに繋がり、それは”許されるのか?”・・・と言った問題点を上げる論調もある。しかし、こう言った問いかけ(疑問)は、逆に”(デザイナー・ベビーは)許されないのか?”・・・・もし許されないとすればソノ根拠は何か?・・・・ソノ答えを神学上の倫理に頼らずに応えるだけの”科学的”根拠を人間は持っているのか?・・・・と言ったことを考えさせられる。 ”科学倫理”という言葉は、現・近代科学に不可欠だという認識は(ほぼ)全ての科学者の共通認識になっているが、その倫理を”科学的”に定義することはきわめて難しい。
そもそも、こう言った分野における”技術革新(人体実験?)”を”研究”と呼ぶこと自身にさえ、一種の嫌悪感を感じる私の感覚の根拠は、意外に感情的ではある。

トランプ
”トランプ”・・・・と言っても、米国大統領の話ではない。
我が家に遊びに来る近所の小学2年が最年長の三姉妹は今トランプに凝っている。”ババ抜き”とか”神経衰弱”とか”スピード”といったゲームを延々と続けて飽きることが無い。中でも来年小学校に上がる6歳の子は神経衰弱が得意である。どうやら随分前に引いたカードまで覚えていて、記憶力が減退する一方のこちとら老人族はとても勝ち目が無い。その記憶の様子を見ていると、全神経を集中してカードが引かれるごとに眉間に皺を寄せて記憶している・・・・と言うのではなくて、隣の大人と話をしながら、ビスケットをかじりながら、etc.・・・飄々とした雰囲気でゲームをしていてもちゃんと覚えているようである。
将棋の棋士などは棋譜を”場面”としてパターン認識しているといわれるが、この子たちの記憶プロセスも写真撮影のようなパターン認識方式で行われている様に見える。子供の脳発達能力の一端を見るようでとても興味深いのと同時に、頭のあちこちでシナプス回路がプッツン・プッツン切れていっていそうな我が頭を思いやられる。

読書
「進化する遺伝子概念」継続読書中(https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1968998618&owner_id=5691043)。

例によって超遅読だが、読み進めるにしたがって”遺伝”の本質が曖昧になってくる。一体、遺伝によって何が遺伝しているのか?・・・・・確かに考えると、生物の世代間で遺伝している実態は何か?・・・よく解らなくなる。世代間で維持されるもの-変化するもの、環境によって変化するもの-変化しないもの・・・・生物は安定と変化、継承と進化の複雑な関係の中に生きている。遺伝と遺伝子単位を関係付けるメンデルの遺伝学が学界で確立したのが漸く20世紀に入ってからと言うのも意外だが解るように思う。近代遺伝学は物理学などに比べれば(化学と比べてさえ)極若い学問だと、改めて認識。

音楽
今日は、なんとなくサティを聴きたい・・・・
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