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2018年11月09日01:00

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民放で相変わらず続く 『ニッポン凄いよ!番組』

つい先ほどまで見ていたのに、何処のチャンネルだったか?忘れましたが、 イエ、覚えていてもそのチャンネるは指摘しない事にしますけれど、兎に角、押し並べて、日本のテレビのディレクターは、何処まで日本人を馬鹿だと思って居るのでしょう?

私達が、中学・高校の歴史で習った事を、今更のようにほじくり出して、『ニッポン凄いよ!』を言い立てているのです。
江戸時代末期の日本人の識字率が高い事をペリーが知って驚いた事、更にそれを太平洋戦争敗戦後にGHQが日本語をローマ字表記に改めようと、識字率を調べたら、97%も有った事に驚いて、計画を中止したと言うのだが、此の話は、時の進駐軍におもねって、日本の馬鹿学者が言い出した事だし。

天正遣欧使節の一人、『伊藤マンショ』が流暢にラテン語を話してヨーロッパ人を驚かせ、ヨーロッパで有名人に成った、そして時の法王に謁見した、とか。

江戸時代、有田焼、特に柿右衛門窯の製品がヨーロッパの王侯貴族に珍重され、宝石のように扱われた、そしてついにその憧れがマイセンの磁器を生むまでになった! と、此れは事実だが、その有田焼を創生したのは、秀吉の挑戦征伐と言うクレージーな考えによって、朝鮮へ渡った戦国大名が連れ帰った陶工・李 参平等によって、はじめて生み出された磁器が、時しも、衰退を見せて来た「明」の『景徳鎮窯』の代品を探して居た、“出島”のオランダ商人たちによって有田が見いだされ、以後急速に取引が伸びたと言うものだが、此れも決して日本人のオリジナルな産物では無い。

その他色々な話が出て来るのだが、中学・高校で真面目に勉強して居れば、誰でも知り得た話を殊更の様に『ニッポン凄いよ!』の話にして居る。其れを聞いたり見たりしてしきりに感心しているのが、色物やお笑いなどの馬鹿タレントで、それを見る視聴者もその馬鹿タレントと同列にされて居るのかと思うと、無性に厭な気分に成る。

もういい加減で、『ニッポン凄いよ!』 宣伝から卒業しても良さそうなのに、困ったものだ。
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