オークションというとネットオークションが盛んで、随分と身近なものになりました。昔は上層階級の集まりのような、何億などという想像もつかないような金額が取引されるような、敷居が高く感じる世界でした。
オークション発祥の地、イギリスでは、庶民が良いものをより安く買う手段の一つになっています。オークションというのは、工業製品や農作物などのように一般に価値が決まっていて市場で価格が決められるものに対して、美術品や蔵書、嗜好品など人によって価値が違うものや数が少なく価格が決められない場合などに有効な取引の形態です。
現在のネットオークションとは、ヤフーは様々な情報を利用者に提供はするけれど、出品されている物自体を保証はしないと言います。あくまでもオークションの場を提供するだけですが、イギリスは違います。
イギリスで、安田火災は、ゴッホの「ひまわり」を60億円近い金額で落札しましたが、同時にこのゴッホの作品が本物であるということも保証しています。もしこれが偽物だったら、信用は地に落ち、だれもオークションには参加しなくなるでしょう。
そのため、本物か偽物かを見極めは慎重に行われ、100%の自信がない場合は、出品はされないのです。最近の情報通信白書にあった興味深いデータで、ネットオークションに関するアンケートでは、購入理由の一位は、より安く購入したいからだった(笑)
ログインしてコメントを確認・投稿する