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2018年11月06日01:08

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暖かい日々


 11月に入っても暖かい日が続いていて、日中は24度ぐらいまで気温が上がってしまう。チューリップは、15度以下にならないとうまく育たないのでまだ当分植え付けられない。

 庭の甘柿の木には沢山実が付いていたのだけど、先週カラスが群れになって飛来し、あっという間に無くなった。一番美味しく食べられた実の数はたった2個だった。別に柿がものすごく好きなわけでもないのだけど、もうちょっと食べたいと思っているところで無くなってしまったので、こんなこともあるんだなあ、と自然の成り行きには驚かされることは日々ある。

 干していた柿も一個鳥につつかれたような跡が付いていて、しばらく様子をみていたのだけど、つつかれた場所から痛みが広がっている。鳥がつつくことで、何か細菌とか酵素とか果実を傷める要因があるのだろうか。詳しくは知らないのだけど、その傷んだ一個だけが、他の干し柿より乾燥が遅い。偶然なのか何か理由があるのか、興味深い事象だと思う。

 イチョウ科の植物は氷期で絶滅してしまった。現在生きているものは、氷期を種の状態で乗り越えたものが、間氷期に入って芽を吹いたものの子孫。そういう意味では1万年前から始まった歴史なので、樹齢1000年以上というのは、結構なものである。
 イチョウは精子を使って受精するので、植物では無いような感もある生き物だけれども、この何十年で解明されて来た地球上の生き物の多様な様子は実にドラスティックである。以前、動物と植物、みたいな生き物の分類方法があったが、現在ではこんな大雑把に二つに分けられないことが分かっていて、私たちの目に見える生き物は全体の中での極僅かでしかないことが理解されている。
 この辺、生物分野の研究の進展が著しいので、仕事上関わっていないとすぐに置いて行かれてしまう。自然の様子がものすごく理解された一因に情報通信分野での技術進展が大きく寄与していて、膨大な情報であっても、さっくり処理できてしまう現代の技術には、あらゆる分野がお世話になっている。

 一方で、今年大学に入学した弟子が、高校生の頃に

 「顕微鏡を使ったりして研究したい」

 と、言っていたが、これ全然現状を理解していないよね、という認識。
 100年ぐらい前なら、光学顕微鏡を駆使して細菌類を分類する、みたいなものは主流だったこともある。もちろん現代でも「見かけの形」に注意して何かを判断することはあろうが、目に見えるものの形で研究が進められるような分野はそんなに広くはない。

 精子で受精する、と言うと、じゃあどうやって雄株から雌株に精子が泳いでいくの? みたいな疑問は持ってみるのが分かり易い。
 小学生の時、学校の性教育の授業で、精子と卵子が受精して子どもができる、という事実をならった。先生が絵をかいて子宮の卵子のところまで精子が泳いでくる、と説明してくれた。ただ、そこの部分は納得がいくのだが、男の体の中にある精子がどうやって子宮にまで行けるの? これは即座に疑問になる。ほどなくして図書館で性交で男性器を直接女性器に挿入することが説明されている本を見つけ、「まさか、そんなことするの!」と驚いたが、この件も直接先生に聞きに行って確認した。先生にも子どもがいるので、「先生もそうしたのですか?」と、なんともまあ、今だったら人には言えないようなことを聞いたものであった。
 でも子どもだったので、その行為が気持ちいいとか悦びがあるとか考えもしなかったし、ただただ、驚き一辺倒であった。でも、そういうのは男子が知らないだけで、同じクラスの女子は、「ずっと前から知っているのである」。どこで聞いてくるの?
 男子にも情報が与えられたことで、女子と同じレベルで話ができるようになり、その後色々な知識が急激に増えることになる。

 もっとも、中学に入っても、キスで口から精子が送りこまれる、と間違った知識を持っている男子は少数だがいた。大人になってもそう思っている男はいるのだろうか? 大学で「エロ本を始めて見た」という男もいたしね。意外と頻繁にいるのかもしれない。
 
 イチョウでは花粉が受粉した後で精子が創られて、受精に至るとのこと。いや、この方法なら、人間の不妊も大きく改善されるのでは? 何かうまい方法で受精の確率を飛躍的に向上させられれば、と思う。もうちょい技術的進歩を期待したい。

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■樹齢1000年、金色の大イチョウ 熊本・小国町
(朝日新聞デジタル - 11月05日 22:59)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5363333

 熊本県小国町下城にある国の天然記念物の大イチョウが黄色く色づき見ごろを迎えている。

 樹齢は1千年以上といわれ、高さ約25メートル、幹回り約12メートルある。夜間はライトアップされ、訪れた人は真下から見上げ、空一面が黄金色に染まったような光景を、写真におさめていた。

 同町によると例年より1週間ほど早く落葉が始まっており、12日まで予定のライトアップは、最終日を早める可能性があるという。ライトアップは、午後6時から10時まで。問い合わせは小国町情報課0967・46・2113まで。(長沢幹城)
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