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2018年10月09日06:57

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大徳寺 黄梅院 特別公開

写真は特別公開の世話をしている京都春秋(株)のサイト http://kyotoshunju.com/?temple=daitokuji-oubaiin より。



京都市北区紫野大徳寺町83-1にある大徳寺塔頭黄梅院(おうばいいん)は、通常非公開ですが、近年は毎年春と秋に期間を定めて特別公開されていて、この秋は2018(平成30)年12月9日(日)まで特別公開されています。

黄梅院は、1562(永禄5)年に当時28歳の織田信長が初めて入洛した際に、父・信秀の追善菩提のために小庵「黄梅庵」を建立したことに始まります。

本能寺の変によって信長が急逝すると、羽柴(後の豊臣)秀吉がこれを徐々に増築し、1589(天正17)年に「黄梅院」としました。

庫裡、鐘楼、客殿などは小早川隆景が寄進したもので、鐘楼に使用されている釣鐘は加藤清正が献上したものです。

秀吉の軍旗「千成瓢箪」を象った空池を持つ「直中庭」を千利休が作庭するなど、桃山時代の戦国大名、文化人と非常に縁の深い寺院です。



大徳寺 黄梅院 特別公開

会期
 2018(平成30)年10月6日(土)〜12月9日(日)
拝観休止日
 10月28日(水)・11月5日(月)〜8日(木)
拝観時間
 10:00〜16:00(受付終了)
  11月11日(水)は14:00受付終了
拝観料
 600円

詳しくは↑のリンク先へ。



大徳寺は、臨済宗大徳寺派の大本山で龍宝山と号します。

鎌倉時代末期の1315(正和4)年に大燈国師宗峰妙超が開創しました。

室町時代には応仁の乱で荒廃しましたが、一休和尚が復興しました。

桃山時代には豊臣秀吉が織田信長の葬儀を営み、信長の菩提をとむらうために総見院を建立併せて寺領を寄進し、それを契機に戦国武将の塔頭建立が相次ぎ、隆盛を極めました。

勅使門から三門、仏殿、法堂(いずれも重文)、方丈(国宝)と南北に並び、その他いわゆる七堂伽藍が完備しています。

千利休によって増築された三門二階部分を金毛閣と称し、利休の像を安置したことから秀吉の怒りをかい、利休自決の原因となりました。

本坊の方丈庭園(特別名勝・史跡)は江戸時代初期を代表する枯山水です。

方丈の正面に聚楽第の遺構と伝える唐門(国宝)があります。

什宝には牧谿筆観音猿鶴図(国宝)、絹本着色大燈国師頂相(国宝)他墨跡多数が残されています。



黄梅院は、広い大徳寺の境内の南の方にあります。

市バス1・北8・12・101・102・204・205・206「大徳寺前(だいとくじまえ)」停留所(快速通過)〜西へ、大徳寺前交差点を過ぎてさらに西へ、南門から境内に入り北へ進んで東(左)側、230m徒歩約3分。

ご注意:北1号系統は「大徳寺前」を通りません。京都市バスの急行は観光客向き、快速は通学定期客向きに設定されています。

101・205・206で京都駅前から直通できますが、時間がかかる上に車内がとても混雑しますので、地下鉄「北大路(きたおおじ)」駅で隣接している「北大路バスターミナル」の青のりばから上記系統に乗り換え、をお勧めします。

なお、北大路駅2番出口から歩いても、1.3km徒歩約17分、北大路通を西へ、大徳寺前バス停以降上記の通りです。



自家用車の方はパーク&ライド http://www2.city.kyoto.lg.jp/tokei/trafficpolicy/kankochi/ でどうぞ。

パーク&ライドとは、自家用車は混雑する市街地や観光地には乗り付けず、高速道路出口付近など離れたところに駐車して公共交通に乗り換える、移動の度に車という大荷物を運ばなくて済む賢くて快適な方法です。



京都春秋ホームページ http://kyotoshunju.com/
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