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2018年08月20日23:02

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友情の星よ永遠に

今年の連休もDVD見たり東京で映画観たり二十年来の友人と飲んだり、例年通り。

・ゾンビーワールドへようこそ



ボースカウトvsゾンビ。真面目・キョロ充・デブ3人組が友情に恋にゾンビキルに大忙し。
主役の草食系マジメ男子を演じているのがなんと「レディ・プレイヤー・ワン」でパーシヴァルを演じたタイ・シェリダン(こちらのほうが先だが)で驚いた。この手の映画に必ずいる「いけ好かないモテ男子クソ野郎」役は何とシュワちゃんの息子であるパトリック・シュワルツェネッガーだ。
「ショーン・オブ・ザ・デッド」や「ゾンビランド」以降、急激に増えだしたいわゆる「よくあるゾンビコメディ」の1つでB級感は拭えないものの、小気味よいストーリー、しょうもないギャグ、少な目ながらも要所でのしっかりグロ、何より主役3人から溢れる「童貞感」が他のゾンビコメディにはなかなかない(「ゾンビヘッズ」はいい線いってた)独特の青春風味を醸し出していて、終始ニコニコニヤニヤしながら鑑賞。3人組とは対照的なイケてる(そしてしっかり頼りになる)実質ヒロインや、逆にイケてないボーイスカウトを象徴する隊長(オッサン)の存在が3人を際立たせている。ボーイスカウトの知識と技能を生かして窮地を切り抜けたり、ゲーム「デッドライジング」じみた「ホームセンターで武器をDIY」のような楽しいイベントも。
やる気もセンスも感じられないやっつけ邦題のせいで損しているし、下ネタ・スケベネタ中心なので(柵に引っ掛かったゾンビのおっぱいを一揉みしてから逃げたりする)受け入れられない人はいるだろうけど、「童貞ボンクラ3人組」モノに駄作無し。を地で行った良作ゾンビコメディでした。


・妻よ薔薇のように 家族はつらいよ3



巨匠、山田洋次が送る家族愛コメディ第3弾。正直、この手の映画は苦手で前2作も未見どころか監督の代表作である「男はつらいよ」シリーズすら見ていないのですが、母親の付き添いで観て参りました。「面白いかって言われたら面白いし、退屈はしないけどさ、ウーン…」

テーマが「妻(母)の偉大さとありがたみ」で、母と妻と3人で暮らしている身としては身につまされる部分もあるんですが、普段から感謝とお手伝いを欠かしていない(・∀・)自分のような人間にとっては「親父がクズ」としか思えなかったというか。
とにかく幸之助が絵に描いたようなクソ親父で、見ている間中イライラしてぶん殴りたくて仕方なかった(つまり西村雅彦の演技は素晴らしかったということ)
勢揃いで文枝(と迎えに行った幸之助)を案じているところとか微笑ましかったし、文枝を演じた夏川結衣は艶っぽさと家庭的な感じを見事に両立させていたし、妻夫木聡と蒼井優の爽やか夫妻は好感度ストップ高で良かったんですけど。
ギャグが昭和ぽくてちょっとやぼったいとか、総じて良かったオトナ陣に比べて2人の子供たちの演技は受け付けなかったとか、夫婦間問題だけでなく高齢化と介護・資金不足・親族・親戚との希薄な関係など、現在や近い将来の社会問題をちょいちょい盛り込んで来るのだけど、説明セリフで説教臭さが増してしまっているとか。
映画が悪いのではなく、「キングコング」や「ランペイジ」に高評価を付けるボンクラに向いてないだけなのは承知しているのですが、「良く出来た2時間ドラマ」で良い気がしました。
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