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2018年06月27日08:01

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梅雨

梅雨の中休みとやらは昨日で終了したのだろう。廃墟を買いたいした木材を燃やすときの煙のような雲がたちこめている。最近、仕事が終わって、登山訓練をしている裏山も、その頂上付近がその雲で覆われている。風も強く、それが弱まるとすぐに、降雨が始まる雰囲気。これから夏の日差しがやってくるまで、しばらくこんな天気が続くのだろうか。世間では5月病なる、精神疾患、もしくはそこまでいかずとも、職場の生産性を著しく損なう、心の状態、というのがあるらしい。日本人特有の現象らしいが、それが日本人の気質、マジメで几帳面、によるものか、入学、転学、就職、転職の区切りがその直前にある日本特有のシステムのせいなのかわからないらしい。どちらにせよ今年の5月、自分は心悩ましている時間もまともな休日すらなく、それどころではなかった。しかし。躍動的な季節、夏をひかえたこの梅雨まっただ中、気持ちが落ち込んでいる。

己の都合ではなく、自然のサイクルに進捗するなら、落ち込むのは、若葉が生の勢いを競う5月ではなく、この季節なのだろう、あとは冬。なにしろ景色から彩りが消え、また行動を抑制する減少、雨などが降り続いていたりする頃。これが夏になると、熱くなり、アクティビティーな行事も目白押しでそんなことを考えている暇がなくなる。季節の節目、一件した輪廻がひとだんらくするころというのは、世界の休息のようなので、次の跳躍にそなえ、静止し縮こまっている状態なのか。そんな時節にも景色も季節もめぐっている。あわり映えがしないというのは、そうあって欲しいという願望であり、心も地やらというのが勝手にそれを想定し、ブルーになることで、アジャストしているのかもしれない。

風は西から東に流れている。オフィスの周りの低木が揺れている。定期的に激しくゆれ、しばらく福と病む。なんのコンタンもなく繰り返しているそのリズムだが、そこにはもしかしたら必然性があり、その間隔がだんだん短くなり、あるポイントに嵌まった時、雨が降り始めるのかも知れない。雨が匂い、を感じるもものもいる。雨に匂いはあるだろう。が、表現できない。そもそも臭覚で感じるのかすらもあやしい。純然たる匂いのほか、素肌で感じ湿潤やら、空気のながれやら、空の色やら。それらを無意識に捉え、そう結論づけている野課も知れない。南の島で海洋が熱せられ、温められた空気が水分を含み上空にのぼっていくように、また、その塊がさらに温められ陸に向かって流れていくように。高くあがりすぎて冷やされた空気が、もっていられなくなった水分を落としてしまうように。

いずれにせよ、雨が降ろうが、若葉だろうが効用だろうが、朝はやってきて、顔を洗い
IDカードをスライドし、朝令でお題目を唱え、日々、勤労せねばならない。それが終わるとスーパーへいき、肉やら牛乳やらトイレットペーパーやらを買い、自宅で調理しそれを食べ、時に酒を煽り、サッカーやら野球を観、フロに入る。マックのジョブズいわく、人が1日に決断したり選んだりする上限回数というのは決まっているらしい。ゆえに、人の行動というのはできるだけルーチンにおとしこむべき、なのだそうだ。なるほど、そんなルーチンを繰り返しながら梅雨を過ごしている。

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