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2018年06月07日00:07

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出現、怪獣島!

エアレイダーに見切りをつけてついにフェンサーに手を出す。低難易度のうちはハンマーでドッカンドッカン豪快に暴れまわるのが楽しい。低難易度のうちは。

・ジュマンジ(1995)



4月公開の「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」の予習の為に見た第一弾がオールタイムベスト級の傑作でした。

名優ロビンウィリアムズや、当時13歳のキルスティン・ダンストをはじめとしたキャスト陣のアクも華も強い演技、104分という比較的コンパクトな時間に詰め込まれた、勢いがあり大雑把なようで細かい伏線まで拾っていく気の利いた、それでいて予測のつかないドキドキも兼備したストーリーは23年前の映画だということを全く感じさせないほど鮮烈でインパクトが強い。予想していたほどコメディ色が強くはなかったものの、画面狭しと走り回る動物たちや黒人警官の四苦八苦ぶりにはたいへん笑わせてもらった。
さすがにCGやVFXは時代を感じさせる(というかシーンによってムラがある)が、象やサイの暴走、ライオン、屋内なのに容赦ないモンスーン+洪水の迫力はしばしば作り物であることを忘れさせる。敵ハンターであり父親の投影であるヴァン・ペルトが画一的になりがちな絵面にアクセントを与えているのも秀逸。
笑い・恐怖・ハラハラ・ちょっとした感動まで味わえる大傑作。まだ見てない人は是非。


・ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル



メイン俳優さんたちの見た目と「中身」のギャップが透けて見える演技は100点。特にロック様の「ムキムキになっても中身はヘタレ高校生」な主人公の演技は失礼ながら見直したし、ジャック・ブラックはヒゲデブオヤジなのに女子校生にしか見えない。
コメディ部分が非常に面白かったのはカレン・ギラン演じるルビーの功績が非常に大きい。絶妙にダサい誘惑とヘタクソ過ぎるキスは必見の爆笑シーン。
それぞれに欠点を抱えた学生たちの成長物語としても良い出来だった。「ブレックファスト・クラブ」を引き合いに出す人が多いけど、未見の自分は「パワーレンジャー」を連想しました。

ボードゲームがTVゲームになったことに関しては良し悪し。TVゲームのお約束を踏襲した物語の運びはあるある感満載で、自分のようなゲーム世代には共感するところが多いし、ゲームシステムを利用した攻略の仕方も良かった。反面、ステージクリア型になったせいで物語の連動性が損なわれていてブツ切りのシーンを繋いだように見えるし、「ゲームだから」で説明できてしまう安易な展開・ご都合主義も目につく。
何より、現実世界にゲームが侵食してくる非現実性、メチャクチャっぷりが魅力だった前作に比べてゲーム内のイベントが大人しすぎ・予想通りすぎてぶっ飛びっぷりが足りない。振り切れてないのが一番の不満点。

キャラクター名や年代設定に前作のオマージュが込められているが、本当に小ネタでしかなく歯車として機能しているとは言い難い。特に「敵キャラ」は名前だけ借りた完全に別物で、それでもキャラに魅力や個性があればよかったがまったくインパクトがないのが誠に残念。
キャラクターの持つスキルと、中の人の知識が両方役に立ってくる展開は良かったけど、「弱点」は死に設定。ケーキなんて何か意味があると思っていたら、本当に小ネタでしか使われていなかったのにはガッカリ。
それとこれは映画自体の欠点ではないけど、予告で面白いシーンをだいぶ見せちゃってるのはちょっと…・

傑作だった前作と比較して、ハードル上げ過ぎたけど、前作と変わらず万人向けのエンタメ良作ではあるので間違いなくおススメはできます。
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