mixiユーザー(id:8437995)

2018年04月27日09:07

94 view

岡山探訪 第320回 由加山蓮台寺と由加神社

倉敷市児島の「由加山」(ゆがさん)を紹介しよう。
「由加山」は二千有余年の歴史を持つ神仏混淆の寺社です。
奈良時代の天平10年(738年)行基が本尊である十一面観音菩薩と阿弥陀如来・薬師如来の瑜伽大権現を祀って創建したのが始まり。
桓武天皇の代以来、朝廷の祈願所として繁栄し、また江戸時代には備前藩主・池田継政の保護を受けている。
しかし、元は神仏習合の施設であったものの明治時代の神仏分離により、現在は両寺社に関連はないと言う。
その為、ここは「由加山蓮台寺」と「由加神社本宮」を総称して「由加山」と称されている。

・TOP左画像
境内入口

・TOP中画像
「由加山会館静就殿」(社務所)

フォト


「由加山蓮台寺境内図」

フォト

厄除け石段

フォト

「由加山蓮台寺」の総本殿
真言宗御室派の寺で山号は由加山。
中国三十三観音6番札所、百八観音霊場8番札所。

フォト

「本坊・客殿」
備前藩主・池田候が参拝で泊まった建物で百数十点の宝物絵画(襖絵や壁画)は壮観。
撮影出来なかったが、これらは必見の価値ありです。

フォト


「宝物客殿庭園」

フォト

「奥の院権現堂」

フォト


巨石が祀られている。

フォト

「由加神社本宮」(由加大権現総本山)
その昔、巨岩をご神体として人々の災難を祓い(はらい)福を授かる守護神“厄除けの権現さま”として信仰されている。
ちなみに、ここ由加山の瑜伽大権現と讃岐国の金毘羅大権現(現:金刀比羅宮)を参る両参りと呼ぶ慣習がある。

フォト フォト

「観音堂」(六角堂)

フォト

「御影堂」

・TOP右画像
由加山会館で名物のあんころ餅を食べました。


さて、「由加山」の建物はいずれもが岡山県指定重要文化財で、境内には壮厳な仏閣が立ち並んでいる。
次回は「多宝塔」を紹介したい。
つづく
16 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する