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2018年04月07日22:09

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中山道歩き、大宮から新町まで関東平野を行く

中山道踏破の旅・その2

第2日目から4日間は関東平野を歩いた。
埼玉県から群馬県で、最初はほとんど市街地ばかり。
だんだん田畑が出てきて田舎になった。

あまり詳細に県道を歩いたとか、住宅街に入ったとか、コンビニでお菓子を買ったとか書いても仕方がない。
印象に残った景色だけを記録しておく。
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3月25日(日)

大宮〜上尾〜桶川〜鴻巣〜熊谷を歩く

カプセルホテルを出て最初に立ち寄ったのは氷川神社。
大宮宿という地名のもとになった神社だ。
長い参道で有名だ。
朝6時過ぎだったけど、たくさんの参拝客がいた。
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さいたま市にはステキな店名のスナックがいくつかあった。
夜歩いていたら飲みに入っていたかも。

カウンター婆ァ・女猫
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BA・BAR オバチャンホンポ
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旧中山道の沿道には神社がたくさんある。
氷川神社のようなメジャーなのだけじゃなくて、地元の産土神も数多く残されている。
できるだけ参拝して説明板も熟読した。
由緒を読むと、平安時代や鎌倉時代の武士、豪族に由来するものが多い。
坂上田村麿、源実、熊谷直実など。
東海地方では信長、秀吉、家康あたりの史跡ばかりだから新鮮だ。
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コミュニティバスの停留所など旅情をそそる。
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基本的に普通の道路を歩いていくのだけど、旧宿場町に入ると景色が変わる。
間口が狭くて奥行きが長い。
建物が建て替わっていたり、駐車場になっていても土地の形はそのまま細長く残っている。
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道の形が微妙に曲がっていたりするのも旧道の特徴だ。
わざと見通しを悪くするために湾曲させたそうだ。
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鴻巣宿を過ぎたところで荒川の土手を歩くことになった。
菜の花が満開で黄色の絨毯のようだ。
女子が独りでフォークギターの練習をしていた。
今回の旅でいちばんメルヘンチックな光景だった。
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4時ごろ、熊谷駅近くのビジネスホテルにチェックイン。
熊谷はまだまだ都会だ。
隣のファミレスで夕食。
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3月26日(月)

熊谷〜深谷〜本庄〜新町を歩く

ホテルを出て少し歩くと「熊谷寺」というのがあった。
「ゆうこくじ」と読む。
熊谷直実ゆかりの寺で、熊谷市の名前のもとになったらしい。
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そういえば左とん平さんも死んじゃったなあ。
葬儀屋の看板だからちょうどいいかも。
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深谷宿に近くなると屋敷神のある家が目立ってきた。
普通の新築の家にも庭の隅っこに祠がある。
北関東ではあたりまえのことだそうだ。
こんなのあまり見たことがないから写真をたくさん撮った。
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だんだん家が少なくなり、田畑が広がる。
雪を被った赤城山が見えた。
北関東を歩いている実感が湧いてきた。
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本庄宿では「旧本庄商業銀行煉瓦倉庫」に入ってみた。
入場無料でボランティアの人が説明してくれた。
本庄宿は交通の要所だった。
江戸湾からここまでは荒川を船で行き来することができた。
だから交易の集荷場になり、たくさんの蔵が建てられた。
とくに上州の絹がすべてここに集まり、往時は大変な賑わいだったそうだ。
今は埼玉県の外れの寂れた街だ。
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2時30分、群馬県に入る。
といっても、とくに景色が変わるわけでもない。
あいかわらずのっぺりした関東平野を歩いていく。
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今夜の宿に到着。
新町宿から2キロほど歩いたところにあるルートイン藤岡だ。
きれいなホテルだったけど、国道沿いで近くにお店がない。
歩いて500メートルほどの食堂とコンビニへ行った。
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道中をいろいろ端折ったけど、それでも長くなってしまった。
だからまた、続く。
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