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2018年02月28日22:40

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ゼロエンジェル ヤングキングアワーズ4月号感想

こんばんは、月影TAKAです。

今回は「ヤングキングアワーズ4月号のゼロエンジェルの感想」となります。
主な内容は「前回号の予想の答え合わせ」ですね(詳細はこちらになります。http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1964947828&owner_id=32212643

個人的には「85点」と言ったところでした。
一応、基準点以上の結果だったのでまずまずですね。

点数度合いを指せば
50点⇒「岬 愛華の偽物」という結果。これは「岬 愛華のダークサイド・2重人格説」等も候補としてはあったため、あえて「偽者」と言い切った点数ですね。
25点⇒「ブルーコメットが2台存在した」点。レプリカ説・ナンバープレート偽造説等も上げたけど、メインは「ブルーコメット(インプレッサWRX)が2台存在する」という点。
10点⇒「偽者が岬 愛華の存在に固執している」点。先月号でも語りましたが「私が岬 愛華になればいい」問う発想ではほぼドンピシャだったのでほぼほぼ、そのままである。

で、計85点となります。
言うまでもないが、私は麻宮先生の原稿を盗み見したことは絶対にないです(そもそも、麻宮先生との接点が存在しません)。
では、どうしてこれだけの予想ができたのかと言えば「物語構成論」基準で予想を立てたためですね。

では、まず「ゼロエンジェルとはどういう作品か?」を考えれば面白いと思います。
「え?簡単だろ?岬 愛華を主人公としたレースバトルものだろ?」と語る人が大半だと思います。

それも正解ですが、度直球に言えば「彼女のカレラRSの続編であり、岬 愛華を主人公とした派生作品(サイドストーリー)である」だろうな。
では作品名の「ゼロエンジェル」とは何を意味するかを考えてみよう。
私の見解では「ゼロエンジェル=岬 愛華の走り屋の異名」だろうな。
ようは「岬 愛華を指すコードネームそのものが作品名になった」というのが結論。

で、原作の「彼女のカレラ」とは、そのまま「彼女(轟麗菜)のカレラ(ポルシェ)」だよな。
これは「機動戦士 ガンダム」か「ニュータイプ戦士 アムロ」かの違いと一緒なんだよ。

実は「機動戦士ガンダムの主人公はアムロ」と公式で語られているけど、私の見解は「主人公はガンダムであり、ガンダムが大破するまでが機動戦士ガンダムである」と考えるんだよな。

それを示す様に「ガンダムは3回死んでいる」と提言するわ。
物語構成論でも「主人公の死」というのは深い意味を持つ。
まずこの「死」とは「現実世界での価値観の死」と言うもだわ。よくに「世界観が変わる=今までの世界が変わる⇒従来の自分の(考え方の)死」となるんだよな。

スターウォーズでも「ルーク・スカイウォーカーがフォースの世界に入る前に、今までの自分の周辺の環境や世界観を捨ててデススターをはじめとした事件に挑む」となっているよな。

これが「主人公の死」と言われる。
で、ガンダムは「3回死んでいる」としている。
1回目の死は「ジーンのザクに至近距離からマシンガンで撃たれてもびくともしない」となっている。
つまり、「従来の連邦軍のMSやジオンのザクでは至近距離からマシンガンで撃たれたらただでは済まない」と言うのが現実の一般論となる。でも、ほぼ無傷同然だった。
これが「今までの常識の死=主人公の環境の死」となってガンダムが主人公である証拠である。
2回目の死は「マグネットコーティング」だろうな。つまり、「主人公が現在の実力の全力を尽くしても相当苦戦した=これから先は通用しない」と考えた際に、それまでの主人公の実力は死ぬことになる(現実はアムロが成長し過ぎてガンダムの性能が悲鳴を上げただけかな)。
これに対処したのが「新しいガンダム(主人公)」としてマグネットコーティングを施されたガンダムとなる(物は基本同じ)。
で、3回目は本当の「死(破壊)」となる。
つまり、「死力を尽くして、連邦を勝利に導くとして役割を全うした主人公(ア・バオアクー)」として終焉である。
で、計「ガンダム(主人公)は3回死んだ」となるんだよな。

まあ、これをカノカレのポルシェ964RSに置き換えても、「ポルシェが麗菜に出会っての環境・レースでの大破」等で、少なくとも「2回の死」は体験している。
そのため、「彼女のカレラの主人公は964RSポルシェとなる」と言う結論に至る。

だが、これはあくまで「1作目の王道作品に適応する」と付け加える。
この続きで書けば「ゼロエンジェル」では「岬 愛華が主人公」であるが、岬 愛華は「彼女のカレラの援助者=サブキャラクター」のポジションである。
つまり、岬 愛華にとっては「ゼロエンジェル以前の岬 愛華」が前作で語られている為、「1回目の主人公」ではなく「2回目・2周目の主人公」とされている。

この「2周目」と言う考えはこの手の作品を見る際ではかなり重要である。
つまり、「1回目の主人公が作品確立で一通りの流れを作っている為、2周目の主人公がわざわざ準える必要性が無い」となるわな(つまり「彼女のカレラとは?」は1作目で語られている為、あえて巻き戻す必要性が無いのである)。

で、ここから「岬 愛華の偽物」の話になるが、いわば「わざわざ、岬 愛華の裏側を描く必要性が無い」と言うのが結論なんだよな。
1作目では「轟家の血」として「裏 轟 麗菜」が所々で表の轟 麗菜をコントロールしようとしていたが、これは「主人公の闇側に対する克服」を描くものをポルシェに対するヒロインである轟 麗菜が代弁しただけである(主人公の964RSでは「越えるべき相手」として「スピードスターのオーナー」がそのポジだったが、結局 轟 麗菜は964RSと一緒にいる)。

対して、岬 愛華では「愛華自身では闇側を克服する必要性が無い」とされて、この流れはあえてオミットされている。
だが、「自分が越えるべき相手」としてこの「偽愛華」がキャラクターとして登場している感じかな。

こういう意味でも「物語構成論」を基準に見れば安直ながら予想を立てられる。
少なくともこういう感じは読めたかな。
後々の作品展開が期待できますね。
今日はこんな感じです。
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