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2017年09月11日00:09

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君の膵臓をたべたい と 打ち上げ花火

「君の膵臓をたべたい」

原作者の住野よるは、ひきこもり経験者だったと、どこかで読んだ。
北村匠の役には、そうしたところが反映されているようにも思う。

何より、浜辺美波がいい。
石川県出身だから、身びいきするわけではない。

声と話しぶりが、いい。
「仲良し君」

ああいう感じは、相米慎二の「翔んだカップル」(80)だよなぁ、
薬師丸ひろ子も声と、話ぶりがよかったのである。

そう思うと、何であそこでカット割るの、とか、思っちゃうのだな。

回想形式にしたことで、ノスタルジーが入るのかと思えば、そこまでではない。
そうすると、北川景子は、まったくいらない。数年であれだけ人は変わらない。

岩井俊二の「Love Letter」(95)でも、酒井美紀が中山美穂に代わって、興ざめだったのと
いっしょ。

浜辺美波は、次は「亜人」で、佐藤健の妹役だそう。
安っぽい学園ドラマの映画や、テレビのバラエティなんかには出ずに、
大事に育ててほしいなあ。
狙いは、朝ドラだろうなぁ。東宝シンデレラだし。


岩井俊二の名前を出したところで、
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のアニメ版。

新房昭之総監督、監督は武内宜之(どこかで聞いたような名前の人)

完成が大分遅れたそうな。
実写版にこだわり過ぎている。

広瀬すず演じるなずなの顔が、全く印象に残らない。
これが致命的。
美少女でなくてはならないし、一目でこんな顔とわからなくてはならないのに。

主人公の顔の幼さは、原作をひきずっているのだろうけど、
線まで、昔のアニメ風なのは、どうしてなのか。

何より、原作ドラマで省略されていた、なずなの行動の不可解なところを
説明しちゃっているところがね。
60分(賞味45分)のドラマを長くするのに、ああしちゃうとミステリアスな部分がなくなってしまい。

でもって、物語としての終わらせ方がうまくない。

期待していただけに、残念な映画だ。
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