最終回である。もう2週間も前のことの日記だ。
あのコンサートやあのコンサートの日記は、いつになるのだろう。
映像がアップされた後で書き始めるかな。
山陽の旅4日目、今日も早起き、
通勤時間帯に移動するのはあまり好みではない。
宮島に着いたのが8時半くらい。
神社が目的ではない。
神社裏の、無料送迎バス乗り場へ。
ありゃ、9時半が始発だ。
仕方ない、ロープウェイ乗り場まで歩いていこう。
坂道を上る。
紅葉谷公園。あ、バスに乗らなくって良かった。
せせらぎもきれいだし、午前のすがすがしい空気。
宮島のロープウェイは、知ってる人少ないんだけど、
広島から呉の方の瀬戸内海が見渡せて、
心が広々とする。
頂上駅からも瀬戸内海が見渡せる。
25年前くらいは頂上駅にサルの群がいて、
「目を合わせてはいけません」とか注意書きがあったのに、
今は注意書きも無いので、サルは絶滅したのか?
「マムシに注意」はあいかわらず書いてあるので、
マムシはまだ生存している。
で、ここから弥山(みせん)の頂上をめざして登る。
弥山は厳島神社の裏山で、
修験道の聖地というか、山伏たちの修行の場だったのである。
いくつか、お堂が点在していて、
「消えずの火」とか千数百年、火を守っているお堂もある。
その火の上に釜がかかっていて、
そのお湯の色がほんのりピンクがかっていて、
(なんとなく袋の中のシンナーのような色)
ま、今回は建築物なり歴史的ウニャウニャは無視。
修験が好む地というのは、
巨石信仰の地でもあるのだ。
石のパワー信仰があるから、その場所が選ばれるわけだ。
今回の目的は弥山山頂の巨石群を楽しむことだった。
あれ、これしか無いの?
どうも、記憶と違う。
記憶の中の山頂の広さと、現実とは、
十分の一。
入口の巨石くぐりは記憶どおりなんだけど、
山頂部分は、たぶん箱根が混入してるのかな?
ま、それはそれで、
小規模な巨石群は力のある良い風景だ。
で、そこから下山がスタート、なんだが、
ありゃりゃ、すごくきついな。
25年前はサクサク下りて、下山の記憶とか無いのにな。
いや〜山を下るのってきついですね。
ウグイスがすごく鳴いてるのが楽しいし、
登山中の人たちが御挨拶してくれるのは、
いくぶんありがた迷惑なんだけど、
ま、挨拶されたら、元気に挨拶返し。
なぜか外人多数。
下りるのに1時間以上かかってしまった。
12時過ぎか〜やばいな。
穴子めし屋さんに行くと、大行列。
1時間チョイ待ち。
しかも、穴子、固いし。
これイオンで売ってる冷凍物?
25年前は美味かったのにな。
飯がまずいと、絶望的な気分になるのは何故なんだろう?
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宮島口から鈍行にゆられて西の方へ。
岩国、下松、徳山、とその場その場で気分を確かめつつ、
けっきょく、新山口で途中下車。
この選択はとても良かったんだけど、
「西日本豚骨分布図」を知らない人たちに、
その選択の的確さと正当性を語っても仕方ないので
今回の旅日記はここまでとする。
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