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2017年02月20日01:31

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キリマンジャロ登山で食事をしてトイレに入る

今回のキリマンジャロ登山メンバーを書いておく。

ガイドのYさん。
40歳ぐらいの男の人だ。
若いころタンザニアへ青年海外協力隊で行った。
もともと山が好きでキリマンジャロに登り、日本に帰ってきてから山岳ガイドなどをしている。
もうキリマンジャロは20回ぐらい登っている。
現地のスワヒリ語も堪能な頼りになる人だ。

ガイドのYさんがネットで呼びかけて集まってきたのが7人だ。

名古屋から来たわたし。

兵庫県の50歳ほどの男性。
28年前、キリマンジャロに挑戦して高山病で失敗。
今回が再チャレンジだ。
頂上でギターの弾き語りをするのが夢で、特注の小型ギターを担いでいる。

東京在住のケアマネージャーのおばさん。
元銀行員で、趣味で介護関係をしているうちに転職したそうだ。

埼玉の元社長65歳、その奥さん。
会社を経営していたけど、仕事が嫌いで10年ほど前に廃業した。
以来悠々自適だ。
二人とも明るくて良い人。

高知から来た60代の独身女性。
山の初心者のようだけど、のんびりした性格らしく気軽に参加している。

群馬高崎市の30代男性。
電気関係の会社のサラリーマンだ。
この人が唯一、普通っぽい人だった。


タンザニア人はツアー会社の人や、臨時雇いの人たち。

リーダーガイドのジュマさん。

サブガイドが4人、コックが二人とウェイターが二人。

ポーターが25人。

日本人とタンザニア人全員で42人の大所帯だ。


2月5日(日)

朝はいつも同じようなスケジュールだった。
6時30分ごろ、ウエイターが洗面器にお湯を入れて持ってくる。
二人で一つの洗面器を使い顔を洗う。
7時までに荷物をまとめ、食事用テントに集まり朝食。
終わり次第出発だ。
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書き忘れたけど、最初に泊まったビッグツリーキャンプは標高が2780メートル。
今日はシーラ2キャンプまで登る。
シーラ2の標高は3850メートル。
高度差もあるけど道のりも長い。

レモショルートでいちばん時間がかかる区間だ。

朝7時40分に出発。
ジャングルの登山道を歩いて行く。
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わたしたちの集団だけで40人を超えている。
他にもグループが10団体以上はいる。
それが同じキャンプから次のキャンプ地まで一緒に歩いていく。
ときには渋滞も起こる。

ポーターさんたちはゲストよりあとから出発して、先に次のキャンプ地に着かなければいけない。
だからみんな走るように追い抜いていく。
後ろの人に「ポーターさんが通りまーす」と言われると道を横によける。

なんだかネパールトレッキングを思い出す。
海外遠征は世界中どこでも同じような仕組みになっている。

標高が3000メートルを超えると低灌木帯になってくる。
キリマンジャロの本峰が見えてくる。
景色の良いところで休憩すると、来てよかったなあとしみじみ思う。
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高山帯の灌木は、ひょろ長いスギのような植物だ。
日本だったらハイマツが生えているところ。
でも気分的には夏の北アルプスを歩いているようで爽快だ。

12時を過ぎた。
草木はますます低くなる。

平原の真ん中にシーラ1キャンプがあった。
小さなキャンプ地だ。
標高は3600メートル。
ここでお弁当を出して昼食休憩。
天気も良いからのんびりする。
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ところでキャンプにはトイレがある。
もちろん上下水道などない。

大きなキャンプ地にはコンクリート作りの公衆トイレがある。
でもシーラ1のような小さなところや、もっと標高が高いところのキャンプでは粗末な物置のようなトイレしかない。
建付けが悪い。
扉がないからしゃがんでいるのが外から丸見えだ。

便器の部分は床板に小さな穴が開いているだけ。
底を覗くと先輩たちの排泄のあとが山になっている。
それに便器部分の小さな穴が、あまりに小さすぎる。
20センチ角ぐらいだろうか。
だから狙いを外した大小便が床にたまっている。

登山中は何度も用をたすときに靴底で他人の大小便を踏みつけてしまった。

どんなものだか写真を載せるけど、これはかなりきれいな方だ。
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シーラ1からなだらかな原野を歩いて行く。
途中で小さな沢を渡ったり、少しの岩場を登ったりした。
楽しい山歩きだ。
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途中で小雨が降ってきた。
少し強くなったので雨具を着たらやんでしまった。
今回歩いているときに雨が降ったのは、このときだけ。
天候については、かなり運が良かったようだ。

17時過ぎ、シーラ2キャンプに到着。
3850メートルだ。
富士山の高さを越えている。
すでに植物は地を這うような草しか生えていない。
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ウエイターがお湯入り洗面器を持ってきた。
タオルを湿らせて身体を拭く。
食事テントでのんびりとコーヒーを飲む。

登山キャラバンというのは本当に楽だ。
これが自分たちだけの山登りだったら、疲れた身体でテントを設営して食事の準備をしなければならない。

日が暮れた。
気温は下がり零度近くになる。
羽毛服を着て、食事テントに集まり夕食をとる。

兵庫県のギターおじさんが弾き語りをしてくれた。
タンザニア人と一緒に盛り上がった。


ちょっと説明のようなのが長くなった。
一度ここで切って(つづく)

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