テレビで「シンゴジラ」と「君の名は。」を観た

今年になって、もう一つ買い物をした。

安博科技というところの「UBOX3 S900 PRO 16G」っていうやつ。
アマゾンで注文したら国際郵便で中国から送られてきた。


小型のアンドロイド端末だ。
HDMIでテレビに接続できる。
だからスマホのゲームをインストールしてテレビ画面で遊ぶことができる。

それよりも大事な機能があって、ネットに繋げるとテレビが観られる。
専用のサーバーがあってYoutubeのようにストリーミング再生している。
なんと１０００以上のチャンネルがある。

中国のあらゆる放送が映る。
ウィグル自治区とか内モンゴルのローカルニュースを観ていると楽しい。

その他のテレビも観られる。
台湾、香港、インド、マレーシア、韓国、ベトナム、アラブ（イラク？）、イギリス、アメリカ、フランス、そして日本。
日本のテレビは地上波と衛星放送すべて。
WOWOWもスターチャンネルも入る。
地上波の民放は東京と大阪のテレビ局だ。
TOKYO MXやサンテレビって初めてみたけど、なかなか面白い。

画質はVHSビデオぐらい。
だけど国内外のテレビが無料でリアルタイムで視聴できる。

連休は韓国ドラマやBBCを観てた。


この機械は他にもいろんな機能がある。
別のアプリに繋げると最新の映画も観られる。

中国映画が多いけど日本映画もある。
そこで映画鑑賞をしてのレビューを書く。


「シンゴジラ」

いままでの東宝怪獣映画の延長だと思ってたら全然違っていた。
これは古き良き時代の自主制作SF映画のメジャー版だ。

その昔、SF大会で上映されたりしてたやつ。
８ミリフィルムで素人の大学生が白熱の演技をしていた。
庵野秀明監督もその一人だった。

日本全国で同じような自主制作フィルムが作られていた。
それらが川の源流だとすると、小さな流れが合わさって大河になり河口に流れ込む、それが「シンゴジラ」という感じがした。

こんな傑作だとは思わなかった。
まだ劇場で上映しているから観に行こう。


「君の名は。」

この映画が大ヒットしている理由は、たぶんこうだ。

よくあるパターンの映画でも、できが良くて宣伝が上手だと評判が広まる。
ふだん映画や小説に接していない人が集まってくる。
そういう人たちには新鮮に思えるから、さらに話題になる。
加速度的に観客が集まり大ヒットになる。

もちろん「君の名は。」は良くできている。
だけど似たようなお話って、昔からたくさんある。
ジャック・フィニイの小説なんか、いまはほとんど読まれないんだろうなあ。
「マリオンの壁」って涙がでるほど素晴らしい作品だけどなあ。

あとそれから身体が入れ替わっているときに、時間が違っていることにどうして気が付かなかったんだろう。
とくに瀧くんは日記をつけていたのだ。
日付と曜日が年によってずれてくるので、すぐに気がつくだろ。

まあこちらは映画館へ行くほどじゃない。



ということで、こういうのを観ているのは、視聴するだけだったら違法じゃないようだ。
ちなみにお値段はアマゾンで買うと送料無料で１４５００円。
Wi-FiでもつながるけどLANケーブルを用意したほうがいい。