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2016年12月01日08:16

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大根焚き

写真は「京都 大根焚き」で検索してトップでヒットした画像。



早いもので今日から12月。京都の師走の風物詩といえば…、

いろいろありますね(笑)。

「吉例顔見世興行」「京都嵐山花灯路」「花街の事始め」「終い弘法」「終い天神」…、そして、京都の12月の行事として忘れてはいけないのが「大根焚き」です。

「だいこんだき」と読むところもあれば「だいこだき」と呼ぶところもあります。あそこの大根焚きは「だいこん」やったかな?「だいこ」やったかな?、

と毎年悩んでしまいます(笑)。



京都市右京区鳴滝松本町32にある、私達京都人が「鳴滝の妙見さん」と呼んでいる三宝寺(さんぼうじ)では、毎年12月第1土曜日と翌日曜日(今年2016は12/3・4)の10:00〜15:00に、「厄落としの大根焚き」が行われています。土曜日には祈祷会、日曜日には御会式が執り行われます。

日蓮宗の宗宝、日蓮聖人・日朗・日像三菩薩の御真骨を開帳し、報恩法要が行われ、秘法の中風よけ祈祷をした大根に京豆腐のアゲを使った大根焚き(700円)と、同じく中風よけのゆずご飯(800円)によって日蓮聖人をしのびます。

三宝寺へは、

市バス8・特8、西日本ジェイアールバス高雄京北線(市内循環を除く)、「三宝寺(さんぽうじ)」停留所〜北へ徒歩約5分。





「大根焚き」で毎年TVで流れるのは、12月7〜8日に行われる「千本釈迦堂」の「成道会と大根焚き」です。

京都市上京区七本松通今出川上ル溝前町1034にある、私達京都人のみならずメディアも「千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)」と呼んでいる大報恩寺(だいほうおんじ)では、毎年12月7〜8日の10:00〜16:00に、大根焚・成道会(じょうどうえほうよう)法要が行われています(法要は8日10:00)。

釈尊が悟りを開いた日を記念して行われる厄除けの大根供養です。

丸い大根を切って供え、その切口に梵字を記し、無病息災を祈願した大根が油揚げとともに大釜で焚かれ、参拝者に振舞われます。

成道会法要は8日10:00〜、大根焚き1000円。

千本釈迦堂へは、

市バス10・50・51・55・203(急行通過)「上七軒(かみしちけん)」停留所〜北へ徒歩約3分。



京都市右京区鳴滝本町83にある了徳寺(りょうとくじ)では、毎年12月9〜10日9:00〜16:00に報恩講(ほうおんこう)大根焚が行われています。

約750年前、鳴滝の地を訪れた親鸞聖人に、村人が大根焚を捧げたことに始まったと伝えられています。

大根志納1000円、お斎(食事)1600円。

了徳寺へは、

市バス10・26・59「鳴滝本町(なるたきほんまち)」停留所〜北へ徒歩約5分。



京都市左京区岩倉幡枝町91にある妙満寺(みょうまんじ)では毎年12月上旬に釈尊成道会(しゃくそんじょうどうえ)・大根だきが行われています。今年は12月10日(土)11:00〜14:00(法要は11:00〜)です。

お釈迦様がインド・ブッダガヤの菩提樹の下で悟りを開かれたことを喜び、感謝する法要です。

これに合わせて今年1年の無事を感謝し、除厄招福と健康を祈り大根だきが振舞われます<1000円)。

妙満寺へは、

叡山電鉄「木野(きの)」駅〜南へ徒歩約3分。



同じ大根焚きでも、お寺によって由来や意義が異なるというのもおもしろいですね。なお、漢字仮名遣いが寺によって違いますが、それぞれの寺で書かれている通りに表記してあります。



さて、だいこだき? だいこんだき? これも寺によって違います。気になる方は全部回ってご自身でお確かめください。



駐車場のあるお寺でも大根焚き当日は閉鎖されます。自家用車の方はパーク&ライドhttp://www2.city.kyoto.lg.jp/tokei/trafficpolicy/kankochi/index.html
パーク&ライドとは、自家用車は混雑する場所には乗入れず、高速道路出口付近など離れたところに駐車して公共交通に乗り換えることです。



三宝寺→http://www.sanbouji-kyoto.or.jp/
千本釈迦堂→http://www.daihoonji.com/
了徳寺→http://www.ryoutokuji.or.jp/
妙満寺→http://www.kyoto.zaq.ne.jp/myomanji/index.htm
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