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2016年11月13日17:29

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垂直試飲

ヴァーティカル・テイスティングなるものに初めて挑戦した。
ワイン好きなかたはご存知だが、同一銘柄(大抵の場合は高級ワイン)の異なるヴィンテージのものを何種類か同時に試飲することで、ヴィンテージごとのでき具合や熟成の進み方などを体感するという趣向。今日いただいたのはシャトー・モンローズ、ボルドーではいわゆる5大シャトーに準じるクラスとして認識されている「スーパー・セカンド」のなかの1つで、垂直試飲に相応しい。ヴィンテージは一番若いのが2010年、それから2005、1998、1995、1986と続いて、一番古いのは1975年。
最初にいただいた2010年はまだまだ若い。タンニンがガシガシで、ポテンシャルは充分にありそうだが今飲むのは勿体無い。2005年は少し落ち着いた感じがあるけど、なんだかバランスが悪い。これもまだ若いのだろう。1998年になると飲み頃になってきた感触がある。かなり美味しいと思ったが、その後で出てきたヴィンテージと比べてしまうとやや単調さを感じる。95年が素晴らしい。熟成したカベルネのニュアンスを堪能。86年になると熟成香がかなり強め。ワタクシは熟成ワインが好きなのでこの86年がたいへん楽しめたが、冷静になって考えてみるとこれくらい熟成したワインってもっとずっと安い銘柄でも同じようなものがあるような気もする。75年は明らかにピークを過ぎた下り坂。
ということで、個人的な好みでは86年が一番だったけど、ワインの個性を楽しめるという意味では95年が一番だったかもしれない。
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