禁じられた言葉

シネマイレージカードで６回見たので１回無料に。
やったぜ。


・シビル・ウォー　キャプテン・アメリカ

最高、これだけキャラを出しておきながら全員に活躍があり、惜しみのないアクション、しっかり回収される伏線、二転三転するストーリー、意外で切ない結末。あっという間の2時間38分。
クライマックスと思っていた空港での総力戦が中盤だったことに驚いた。マーベル映画史上一番興奮したかもしれないオールスターバトルは必見ですよ！

個人的には、アベンジャーズシリーズで多くが思っていたであろう「でも戦いで相当量の被害も人死にも出てるし、彼らを恨んでる人たちも沢山いるだろうなあ」にきちんと向き合い、メンバーそれぞれに決断させたことに拍手。社長があまりにもアホに見えたAOUと違い双方に言い分はあるし、愚直にバッキーに寄りすぎるキャップも、良かれと思って相手の気持ちも考えず一人で決めちゃう社長も、平等に正しく、愚かでもあったのでは。話し合いでは埋まらない隔たり(+衝撃の事実)が対立に説得力を持たせていたよね。
「バットマンvsスーパーマン」も似たテーマを扱っていたけど、あっちは本当に「ちゃんと話し合えば済むだろ」感が強かったのがなあ。
「ウィンターソルジャー」「アベンジャーズAOU」は必須だし、「アイアンマン」「ファーストアベンジャー」「アントマン」も観ておきたいところ。

キャラクターについてちょっと箇条書きにしてみる。
・ファルコンの出番・活躍が多めなので嬉しい。バッキーとの「キャップの親友ポジ」争いや、キャップのキスシーンを見て2人でニヤニヤしているところが微笑ましいな。
しかしキャップ、女性キャラと中途半端にフラグ立てまくり。童貞のくせに。
・AOUではあまり魅力を感じなかったワンダだけど今回は可愛い。ミニスカの煽りがエロい。
・今回のスパイディことピーターはサムライミ版(そういえば1しか観てないな)やアメスパよりかなり幼い感じを受けた。トニーとの会話で「力を持つものが正しいことに使わないと、起きなくてもいい悲劇が起きる」とスパイダーマンシリーズ共通のテーマをサラッと入れてきたのにも好感触。
・アントマンとスパイディはストーリーの深いところにはかかわらずのゲストキャラ扱いに対し、ブラックパンサーは今後も出てきそう。単独映画もあるんだっけか。
・ローディとバッキーは今回で退場かね？原作を知らないので何ともわからないんだけど。
・AOUで大活躍だった分か、ホークアイは少し物足りない。

ストーリー自体は悲劇的で重め(キャラクターたちのおかげでだいぶ緩和されてるけど)だし、前作まで観ていることが大前提だし、続編ありきの終わり方なのでエンディングの肩すかし感はあり、ファン以外のハードルは高め。MCUの一部としては最高レベルだけど、一本の単体映画としてみるなら「アントマン」が一番かな。
「どうせまた共通の敵が出て戦うんだろうな」と安易に考えていてごめんなさい。最後までしっかり「シビルウォー」でした。



・怪盗グルーの月泥棒

「ミニオンがかわいいっぽいので観てみたい」というかみさんのリクエストに応えて鑑賞。「ミニオンズ」の評判が良かったので自分でも興味はあったんだけどね。
他愛もヒネリもない子供向けのストーリーだけど、キャラクターの魅力が満載でなかなか面白い。
ミニオンたちが非常にかわいい、三姉妹もそれぞれ個性的でかわいい。これはグルーでなくても父性爆発しますわ。
どうしても受け付けなかったのが吹き替え。「シーズンズ」に続きまたも鶴瓶師匠の色が強すぎ、全然物語に入り込めず。、始まって２０分ほどでかみさん共々ギブアップし字幕に切り替えました。