mixiユーザー(id:10719871)

2016年06月07日01:25

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ガルム・ウォーズ


「ガルム・ウォーズ」を観る。
これが、期待していた以上に良かった。
押井守は実写よりも断然アニメだと思っていたが、これだけのクオリティのものを見せられると、実写全然OK、という感じ。
まあ、アニメ風の実写ではあるんだけれど。

こういう異世界ファンタジーものでは、異世界のリアリティが最重要ポイントになるわけだけれど、「ガルム・ウォーズ」は見事に独自のリアルな異世界を創り上げてみせた。
ヨーロッパ風ではあるんだけれど、どこかアジア風でもあったりして、その独特な異世界像は、「アバター」にも引けをとらない。
パンフレットを読んだらケルト的な世界観と書いてあって、なるほどキリスト教文化以前の土俗的な要素が、アジア風の雰囲気を醸し出していたということか。

ともかく独自の異世界を構築した押井守の卓越したヴィジュアル・センスに改めて圧倒された次第。
残念ながら、誰にでも薦められるエンタテインメントというわけではないけれど、SFファンタジーが好きな人には必見の映画だと思う。

「アヴァロン」もそうだったけど、スタッフやキャストが外国人で占められていても、最終的に仕上がった映画は、押井守以外の何物でもないというのは、それだけ強固なオリジナリティがあるということで、そこはもっと評価されていいと思うのだけど、ねえ。



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