徒然に現代語訳している『看聞日記』の永享三年(一四三一)七月二十八日条。
小人島の人、その長さ一尺四五寸、歳五十ばかりの小人来たる、室町殿ご覧ぜらる、人に預けらると云々
これを現代語に訳すとこうなる。
小人島の人で、身長四十二センチから四十五センチで、歳は五十歳ばかりの小人が来たという。室町殿がご覧になり、人にお預けになったそうだ。
今日の講読の範囲ではなかったが、学生たちにこの下りをみせた。みな、大興奮。小人島ってどこだろう。誰が連れて来たのか。。。ケンケンガクガク。
この下りの直前、高麗から銭や唐物が将軍に献上されたという記事がある。ここからすると、高麗人が小人を連れて来たのかもしれない。
不思議な記事だ。
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