先日、こんな記事を目にした。
ドイツ発、製造から30年以上経ったクルマが掲げる「Hナンバー」は、歴史的な工業製品価値を国が支援している表れだ
http://current-life.com/life/hnumber-in-japan/
「Hナンバー」とは、製造から30年以上経った車両で、かつ大幅な改造がなされていない車両に特別なHナンバーをつけるというドイツの制度です。「H=ヒストリーナンバー/H=Historisch」の意味で、このナンバーが付与されるとなんと、自動車税や自動車保険が優遇されるのです。モノを大切に扱っている、歴史的な工業製品価値を維持している、また古いクルマはそんなに走らない、という考え方のようです。
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バブルの頃、札びら切って遊び回っていた連中が輸入車や高級車を「ステータスシンボル」として買い漁っていた。
六本木で女の子を捕まえるのにはベンベかメルセデス。小ベンツ(小型のEクラス)はドイツ製のカローラだから駄目。等と言われた時代である。
(くっだらねぇ〜〜!)
現在は、当時そんなアクセサリーの様に買われた輸入車や、貴重なクラシックカー達が次々と日本の地を後にしているらしい。
ポルシェ911や、フェラーリテスタロッサ系のモデルなど、80年代後半〜90年代前半に製造されたクルマもそうだが、70年代に製造されたトヨタ2000GTやハコスカ・ケンメリと呼ばれたスカイラインGT-Rだけでなく、R32〜34型のスカイラインGT-R、フェアレディZなどの「一昔前のクルマたち」も海外に持ち出されているのだと。
記事のライターは「このままでは、将来、日本版Hナンバー制度が設けられたときには手遅れ?」と書いているが…
いや、大丈夫、この国は絶対にそんな古くさいポンコツ達に価値を見つけたりしないから。
何より、平成26年度税制改正により、環境性能の良い自動車の軽減割合を拡充する一方で、新車新規登録後一定年数を経過した自動車の重課割合がこれまでの10%から15%へ引き上げられ、新車登録から13年以上経過したクルマは、15%と言う重い年貢を払わされているのだから。
この国では良い物、気に入った物をずっと使う。なんてぇ精神は国補発展を阻害する危険思想であり、次々物を捨てて新しい物を使うのが美しく正しい国民に求められる姿なのである。
まぁ、文化の違いと等という物ではなく、精神性の成熟度が違う…様な気がする。
ちなみに30年前の国産車はこんな感じ。
http://greeco-channel.com/car/option/1995_model_jpn/
え〜?この車達、そんなに昔なの?
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