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2016年03月07日00:17

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少年の消息を大阪の先輩に教えてもらい欣喜雀躍

昨夜は大阪の労働組合の先輩と酒を飲んだ。
「大阪の労働組合の先輩」では長すぎるから、Tさんにする。
イニシャルじゃなくて、タイガースのファンだからTさんだ。
大阪の千林というところで生まれ育った。
どういうところか知らないけど、かなり大阪っぽい場所のようだ。

Tさんは専従、つまり労働組合活動が仕事だ。
日本中を飛び回っている。

労働争議というのは全国各地で起きる。
ブラック企業や変な経営者は、どこにでもいるからだ。
大都市の場合は恵まれている。
良心的な弁護士さんもいる。
支援する人たちもたくさんいて、みんな地下鉄などに乗って応援に行ける。

田舎だとそうはいかない。
だからTさんは、地方で争議をしている労働者のために、新幹線や飛行機で日本全国へ出張している。
最近は福井と山形に通い詰めだそうだ。


ということでTさんは、いろいろなお話を聞かせてくれた。
名古屋でのんびりとやっている自分には刺激的だった。

そのなかで嬉しかったことがある。
まさひろ君の消息がわかったこと。
立派に成長して元気にやっているそうだ。
さすがにタイムマシンの発明は諦めたようだけど。

まさひろ君について説明する。
和歌山県の人だ。
お父さんは2000年に過労自殺した。
残業が一ヶ月で200時間という日が続いた。
精神的肉体的に限界がきて自殺した。
奥さんは過労死の認定を求めて裁判を起こした。
関西の労働組合などが応援して勝訴した。

2004年、勝利報告集会が開かれた。
その報告書の中の、まさひろ君の作文を読んだ人は驚愕した。

まさひろ君の文章はたちまち拡散され、新聞にも載る。
国会の委員会で共産党の議員が朗読して、自民党の人まで感涙した。

短い文章だから全文をコピペする。



ぼくの夢

大きくなったら、ぼくは博士になりたい

そしてドラえもんに出てくるようなタイムマシンをつくる

ぼくはタイムマシンにのってお父さんの死んでしまう前の日に行く

そして「仕事に行ったらあかん」ていうんや



Tさんは、この文章の初出である報告文集を持っているそうだ。
だいじにお宝としてしまってある。

「それヤフオクに出品したらどうです?ぜったい高値がつきますで!」
と言ったら

「おまえは金勘定しか頭にないんか(笑」
と言われてしまった。

そうじゃなくて自分が所有したいから、出品させて落札してやろうと思ったのだ。
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