BBC Newsによるとドイツ・ハンブルクの2024年夏季五輪招致をめぐる住民投票で、
51.7%がこれに反対するという結果が出た様です。
候補として残っているのは、ローマ、パリ、ブダペスト、ロサンゼルス。
ドイツ・オリンピック委員会は首都ベルリンよりも
ハンブルク開催が候補都市として望ましいとして、名乗りを上げていました。
しかしハンブルクとキールで開かれた住民投票で、
51.7%がオリンピックとパラリンピックの開催に反対。
ハンブルクのショルツ市長は「望んでいた決定ではないが、意向は明かだ」と述べました。
ドイツでは1972年のミュンヘンオリンピック以降、オリンピックが開かれていません。
ハンブルクオリンピックに反対する人たちは、
約1兆5000億円の費用は無駄遣いだと批判していました。
市当局が出資を約束していた額はこの一部のみ。
2年前にはミュンヘン市民も、2022年冬季オリンピックの開催に反対。
今年7月には米ボストンも、住民の支持不足を理由に
2024年夏季オリンピックへの名乗りを取り下げました。
2024年五輪の開催地決定は2017年9月の予定。
1972年のミュンヘンはドイツのせいではないにせよ曰く付きのオリンピックでした。
再起を図るにも、今、ドイツは難民問題やフォルクスワーゲン問題でそれ所では無いでしょう。
ローマは経済的にパリはテロリズムの解決次第、
EU全体が難民問題でえらい事になっているので、ブダペストも怪しい感じです。
1984年以来、オリンピックが商業オリンピックになりましたが、
儲かったのはテレビ放映のお陰、インターネットの台頭でテレビの神話が崩れ、
都市主催とは言え、オリンピックは儲からない、国家威信の発揚の場でしかなくなりました。
先進国にとって大金を積んで開催する価値は無くなったと言っても過言ではないでしょう。
純粋なスポーツの場としては、各競技のワールドカップを育成した方が良さそうです。
多分、東京オリンピックも儲かると言うわけでは無いでしょうが、
日本が復活したよと宣言できる場にしたいですよね。
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