『下町ロケット』を見た。
話のスジが気になるので見ているが、あまりにベタ。
はい、これで感動してくださいと、子供の病気ネタで泣き落とし。
それで若手研究スタッフが奮起する。不退転の決意となる。
単純というか、バカ正直というか。
まるで水戸黄門か、と突っ込みたくなる。
水戸黄門といえば、
『下町ロケット』も、主人公たちの前に立ちふさがるのは、
お代官様と悪徳商人。まるで絵に描いたような構図。
その点、『半沢直樹』は、主人公が、清濁併せ持っていた。
彼、半沢直樹は、単純な正義漢ではない。目には目をで、倍返しなのだから。
その上で、人の感情が描かれていた。だからリアルだったし、感動もあった。
でも『下町ロケット』にはそれがない。悪は、悪。ただ、それだけ。
白黒がはっきりしすぎている。
なんとかならないかなぁ。
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