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2015年10月25日00:37

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西原理恵子トークショー「サイバラ流人生体当たり」

 10月17日に群馬県で行われた西原理恵子さんの
講演会に行ってきました。
 女性の若いフリーアナウンサーが司会進行と
西原さんに質問していくという形式で行われました。
会場は300人くらいのキャパでほぼ満員。
やはり女性が多く、娘さんとお母さんの連れで
来ている人も多くいました。
 西原さんが、おっしゃった言葉で印象的だった
ものを書いていきます。

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司会「群馬県のイメージといえば?」
西原「上京して、無職の男と付き合い出したのですが、
   その男が群馬出身の男でした」

西原「アメリカに留学した息子が、アメリカの子どもには
   反抗期が無いと言っていた。アメリカのお母さんは
   御飯を作るくらいで子どもの生活に干渉しない。
   子どもが親から独立している。しかも家が広い。
   だから反抗しない」

西原「今の東京は、田舎のような不良の子どもがいない。
   その代わり、引き篭もる子どもが多く心配だ」

西原「東京では、夫が浮気したら即離婚で、慰謝料の話になるが、
   (西原さんの出身地の)高知では、夫が浮気しても
   離婚しない。男は浮気するものと高知の女は思っている」

西原「DVやアルコール依存症、ギャンブル依存症や浮気は
   病気です。ちゃんとした専門家や医者に診てもらわないと
   治らない。そして家族会に繋がるべき。家族会には、
   それらの患者への家族の対処法などノウハウが蓄積されて
   いるから、本当に力になる」

西原「(恋人である)高須先生が言っていた。
   『医者は全ての患者に希望しか与えてはならない』と
   高須先生は、アルコール中毒だった鴨ちゃん
   (西原さんの夫だった故・鴨志田穣さん)に
   『家族が待っている』と。
   言い続けたら、彼はちゃんと病気を治して
   家族のもとに帰ってきた」

西原「高須先生は正直で働き者。
   全財産をちゃんと勉強している若者の奨学金に
   まわそうとしている」

西原「私と高須先生が付き合っている事が週刊誌に載った時、
   その中吊りを見た息子が、高須先生の息子になるのは
   嫌だ。高須家は400年ほど続く医者の家系で、家族も
   全員医者。だから、医学部に行くために猛勉強を
   やらされるのは嫌だと息子は思った」

西原「高須先生とは結婚しない。結婚は2人で一緒に子どもを
   守るためのもの。お互い子どもが成長しているし、
   わざわざ籍を入れる必要はない。それに、私が高須家に
   入るのは、私が梨園に入ると同じような事。
   医者だらけの家族に入っていく勇気がない。それに
   高須グループの何人もいる秘書を束ねなければ
   ならなくなる。そんなの無理」

司会「50歳なのに肌が綺麗なのは、やはり高須クリニックのおかげ?」
西原「はい、そうです。レーザーとヒヤルロン酸の注射をうってもらってます。
   ○万円ほどかかる。やはり、医療行為じゃないと肌は保てない。
   高須先生の話では、クリームもパックもエステも医療行為じゃないから
   効き目がない。激安で宣伝している××外科や△△クリニックは
   駄目。美肌効果と値段は比例する。ちゃんとやろうと思えば
   お金がかかります」

西原「病人は変わらない。ならば、周りの家族が変わるべき。
   医者に先に行って、知識を得るべき。
   モラハラ、DVは病気。素人では変えられない。
   子どもが生まれたら、態度が変わる男がいる。
   そういう男は、女は子どもが生まれたら動けないと分かって
   やっているからたちが悪い」

西原「日本は男性。女性とも働き過ぎ。仕事や育児、介護を
   やらなくちゃいけない。どうすればいいか?
   私はだったら会社を作って社長になればとアドバイスする。
   そうしたら、仕事も育児も介護も自分のペースで
   やる事ができる」

西原「娘には、仕事を持たないで子どもを持つな、
   結婚したら、夫には内緒でへそくりを貯金しろ、と言っている。
   女の子はいつも自己犠牲を強いられるから」

西原「子どもには『ありがとう』と言われる仕事に就け、と言っている。
   そうすれば、つらい仕事でも頑張れる。
   私の友達に、監禁した人間を見張る仕事をやっていた人がいた。
   監禁した人間の苦悩の表情を毎日見続けた結果、その友達は
   精神を病んでしまった。
   借金取りとかも喜ばれない」

西原「私は子どもの時から多動症。じっとしていられない。
   私のような子どもはたくさんいる。
   でも、怒ってはいけない。これはこの子なりに
   気持ちを集中しようとしているから。
   アメリカではこのような子がバランスボールの上で
   勉強したりしている」

西原「私のモチベーションは、若い頃経験した高知での生活には
   戻らないぞ、というマイナスのモチベーション。
   その時、私は大人が金に困った挙句、平気で子どもを
   殴る場面をたくさん見てきた。もうあのような生活には
   戻りたくない。だからたくさん仕事をして、お金を
   稼いできた」

西原「以前私は週1回も休まなかったが、今は週3回休んで
   仕事を整理している」

西原「私は、駄目男1人に捕まって、その経験談を漫画に描き、
   家3軒建てた。うちの母は、最初の夫がアル中、
   次はギャンブル中毒の夫で駄目男2人に捕まったが
   家1軒建てた。娘には3人の駄目男に捕まり、
   家5軒建てろと言っている」

西原「私は、自分が稼いだお金で子どもを育てたいと
   思ってやってきた」

司会「ここ大泉町には、海外の方が多く住んでいるのですが、
   たくさんの国々を旅された西原さんにとって
   国際化とは?」
西原「外国に行けば行くほど日本が好きになります。
   だって隣の人がドロボーじゃないもの。
   約束は守るし、真面目だし。
   海外では5時定時と決められていると、どんなに
   仕事が残っていても5時ぴったりで帰る。
   個人主義。でも日本は仕事を終えるまで帰らない。
   でも、今の日本は、そんな日本人の真面目さに胡坐を
   かいている」

西原「私は華僑の人が好き。彼らは国というものを信じていない。
   自分の家族を守る事に必死になっている」

西原「私は子どもに、日本が良い国になるのを待つより、
   良い国に行けって言っている。そのためには教育が
   必要。教育がある人は、どの国に行っても歓迎される」

司会「西原さんは幼い頃から家族がらみで辛い経験をし、
   周りでもひどい家族がいたわけですが、
   家族を持ちたくないと思った事は?」
西原「私は人が好きだから家族を持った」

司会「鴨志田さんがアル中だった時、周りの人から
   アドバイスとか無かったのか?」
西原「人生で酷く大変な時は、人のアドバイスは聞く
   余裕はない。他の男を見つけては?なんて
   アドバイスをもらったけど、全然聞く余裕が
   なかった」

西原「病気と借金が重なれば人は平気で変わる」

司会「教育で大切にしている事は?」
西原「怒らない事。まあ、アル中の鴨ちゃんと比べれば、
   子どものいたずら、反抗なんて屁みたいなもの。
   そして、怒ってると漫画が描けない。
   描けない時間の時給を考えると、大変な損になる」

司会「この講演会のテーマが男女共同社会参画だが、
   それについて考えは?」
西原「私の子どもの頃、私の母親や周りの母親たちは
   ボロボロだった。家の中での立場の悪さ、
   貧しさの表れだった」
西原「女性が元気になれば、家も会社も町も
   元気になる」

西原「東日本大震災の時、高須先生が避難所のおばあさんたちに
   ヒヤルロン酸を注射してあげていた。肌がスベスベに
   なったおばあさんたちは喜んでいた」

西原「世の中の大半の問題はお金で解決できる。
   しかし中にはお金で解決できない問題が
   人生には必ずある。そんな時に役に立つのが
   経験や教育。
   高須先生が言っていた。『1億円分の札束は
   重すぎて持てない。しかし、頭の中には
   1億円以上の価値のある知識や教養が
   いくらでも入る事ができる』」

司会「気持ちを切り替えたいときはどうするのか?」
西原「寝る。夜考え事をすると、ネガティブになってしまう」

司会「現在の美魔女ブームをどう思うか?」
西原「彼女らはもともと美人だから」

西原「男の価値は20歳の時は0円だが段々と価値が上がる。
   女は20歳は2億だが、40歳には0円になる。
   だから女はしっかりした仕事を持たなくちゃいけない」

西原「銀座とか行くと、綺麗なホステスの女性が
   いっぱい働いていく。しかも働き過ぎ。
   女性が子どもを産んでも働ける社会、子どもが熱を出したら
   お母さん・お父さんが会社を休める社会に日本もなってほしい」

西原「高知の不良は口がうまい、行動が早いから大人になって
   店を構え社長になる。塗料店とか。だから社長率が高い」

西原「啓蒙して商売をする。わき毛はダサいと啓蒙して
   脱毛産業を延ばす。そういった商法を高須先生もやっている。
   包茎は恥かしい事と高須先生が広めて、高須クリニックが
   その手術で大もうけした」

西原「東京は筋を通す文化、法律を守る文化。高知は情を大切になる文化。
   私の家は、駄目なママ友の溜まり場になっている。昼間っから
   酒を飲んだりしている」

司会「考え過ぎる人にアドバイスするとすれば」
西原「考え過ぎると精神的にまいってしまう。私は、好きな言葉を
   見つけて考えるようにしている。悩んでいるときにふと
   『食べ物』という言葉を考える。そうやると、気が楽になる」

司会「問題が発生した時にどうやって解決すれば良いのか?」
西原「私の場合は優先順位を決めて事に当たっている。
   私の場合は、1:子ども、2:仕事、3:自分の順。
   だから夫の鴨ちゃんを捨てられた。いらないものは
   捨てる。それが肝心。そのための優先順位」

(終わり)
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