日本語の敬語は難しいというけれど、
日本企業内でのことば遣いのルールは
ちょっと特別に厳しいような気がするなぁ。
江戸時代の武家社会がマイナーチェンジしてそのまま残ってるような感じ。
日本の企業なんて外国の基準からしたら
規律や上下関係の厳しさ、滅私奉公の掟などの点からみて
「軍隊」に他ならないんだから、
企業内敬語も一種の「軍隊用語」と考えて
一から勉強したほうがいいと思う。
「了解」は確かに辞書をみると
「相手の考えや事情を分かった上で、それを認める」意味と書いてある。
しかし戦争映画なんか見たら、
部下が上官の命令や指示に対しても
"Roger!(ラジャー)"の日本語吹き替えで
「了解!」と答えていたような・・・。
あるいはマンガとかで
「了解」と書いて「ラジャー」とルビをふってたり。
そういうのを見慣れてたら、
上司に対して部下が「了解」と答えるのが
まさか失礼に当たるとは思わないのではないか?
この記事の「なるほど」の場合も、
「なるほど『よく分かりました』」と言葉を添えたのに
相手を不快にさせてるじゃん?『敬語のマナー』の筆者さんよ、と
訊いてみたいところではある。
他の上司や先輩に
「<なるほど>という表現は失礼でしょうか」と訊いてみて
別に問題ないという話だったら、
その上司専用のNGワード扱いにした方がいいかも知れんよ。
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■「了解です」「なるほど」は上司に絶対使っちゃダメ? そこまで気に掛ける必要があるのか
(キャリコネ - 05月29日 18:40)
ビジネスマナーで戸惑うことが多いのが、敬語の使い方だ。本人は正しいと思っていても、実は誤った使い方というパターンは多い。新入社員が上司に対して「ご苦労様です」と言ってしまった、という失敗談はよく聞く話だ。
しかし、時代とともに敬語の使い方も変わりつつあり、本当に失礼な言葉なのか議論が分かれるものも出てきた。2ちゃんねるには、部下にコピーを頼んで「了解です」と返された人が「俺舐められてんの?イライラするわ」と憤っている。
ネットは疑問「口頭で承知いたしましたとか堅すぎるだろ」
相手の指示に対して「分かりました」という意思表示をする言葉にも、相手との関係によって変化が必要と言われる。日立ソリューションズのサイトに掲載されているビジネスコラム「今さら聞けない 敬語のマナー」には、こう解説されている。
「『了解』というのは、『相手の考えや事情を分かった上で、それを認める』という意味のある言葉。(…)上から相手を見て許す場合に使うものです。目上の人への返事としては、『かしこまりました』、『承知いたしました』が最適」
しかし、形式的なことが大嫌いなネット民からは、「イライラするわ」と書き込むスレ主に対し、「いちいち細かい奴だな」と批判の声もあがっている。
「了解っておかしいか?」
「口頭で承知いたしましたとか言われても堅すぎるだろ」
「こういうのって寛容になれば済むことなのに、何故か誰が言い出したかわからないマナーを押し付けようとするよね 何故『了解で良いということにしましょう』って流れに持っていかないのか」
会社で敬語の使い方を指摘されて、ネットで愚痴を吐いている新入社員もいる。4月9日に立った「新入社員ぼく、日本社会の窮屈さに辟易」というスレッドでは、スレ主が「なるほど」と相槌を打ったところ、上司に注意されたという。
日本社会には「暗黙の了解」が多すぎるのか
この新入社員は、上司に分からないことを尋ね、教わった後に「なるほどよくわかりました、ありがとうございます」と答えた。すると上司に、こう叱られたという。
「おまえなぁ『なるほど』は目上の人に使う言葉じゃないだろガミガミ」
スレ主は、上司の指摘は素直にありがたいと思っており、自分で調べて「おっしゃる通りです」と言った方がよかったということを知った。しかし「それもどうなのって感じだよな」と納得がいかず、こう思いを明かす
「日本社会全体にこういう暗黙の了解があるってのがもうなんか嫌になるのよ」
他のネット民も「なるほど自体は目上も目下も無い言葉なんだけどな国語の弱い上司だ」「これはひどいな なるほどもつかえない世の中じゃ」と、問題ないという意見がほとんどだ。
しかし前述の「敬語のマナー」でも、「なるほど」は「口調によって相手の発言を見下すような印象を与える」として、「基本的に目上の人に使うのは避けたほうが良い」としている。ただし、その後に「勉強になります」などの言葉を添えれば「相手を不快にさせません」とのことだ。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=3441238
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