読売新聞配信の記事によると、アフリカ・ケニア北部の約330万年前の地層から、
人類史上最古と見られる石器が見つかったと、
アメリカ・フランスの研究チームが科学誌ネイチャーに発表。
これまでの石器より約70万年古く、ホモ(ヒト)属より古い時代の猿人が使っていた様です。
発見されたのはハンマー状の石器や、石器用の台座石、
石割りの刃物状の鋭利な破片等約150点。
これまで最古と見られていたエチオピアの約260万年前の石器と比べると、
作りは粗く、原始的なのだそうです。
チンパンジーなども木の実を割る時に石を使うため、石器の痕跡とも照らし合わせ、
この猿人も同じような使い方をしていたと推測しているようです。
石器の使用がどのように発展したかを探る手がかりになるという事です。
昔のマンガの「原始少年リュウ」や「おかしなおかしな原始人」とかでは、
恐竜に人間が襲われたり、家畜にしていたりしたので、
恐竜と原人の時代が交錯していると思っている人も多かったのですが、
実際は人類の存在は非常に新しく、引っ掛かりもしていません。
この石器を使っていた原人ですら、我々の祖先とは違う存在なのです。
マンガで言えば、マンモスやイノシンと闘っていたり、
一緒に暮らす猿のドテチンは違う種類の原人だったと考えると
「はじめ人間ギャートルズ」の方が案外科学的なのかも知れません。
今回の発見は、例え人類でなくとも、道具の発達の経緯は、案外単純なものなのかなと。
今度キャンプする時は石斧でもつくってみようかな?
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