確定申告

今年は何か気が進まないまま、申告書の作成を放置してましたが、本日気を取り直して作成に取り掛かる事にしました。

税務署から送られてくる申告書の用紙と共に、色々な事を書いた印刷物が同封されてきますが、その中で少なからずムカつくのは期限立法で決まった「復興特別増税」をお忘れなく、と言う注意書きです。

別に、災害地の被害に遭われた方々の為に、お金を出すと言う事を惜しむわけでは有りませんが、我々の様なスズメの涙ほどの所得しかない者からまで、小銭をむしり取って行く政府の非情な政策に腹が立つのです。　

因みに、昨年は必死に資料を整理して漸く　６４円　の還付金を得る申告書を作成して提出したところ、「復興特別税」の記入漏れと言う事でその場で訂正し、１００円の追加納税と言う事に成りました。これぞ正しく貧者のポケットにまで手を突っ込んで、小銭を掠め取って行くさもしい税務行政であるのです。

こんな事を書くと、私は実に薄情な人間であると思われるでしょうが、国の行政の弱者いじめを追求して居るのです。　此れまで政府は色々な項目の控除を廃止して来ました。其れは取りも直さず「税率アップ」と言う事の衣を変えた「増税」に他なりません。

私が言いたいのは、何かと口実を設けて国民からお金をむしり取ろうと言う国家の姿勢です。丁度今参議院で決算委員会が行われて居ますが、其れは一般会計の事であって、「特・会」と言われる特別会計は全く国民の前に姿を示されません、更に其れは決算も無く領収書も無い「使途不明金」でもあるのです。

其れは昔から長きに亘って慣習と成り、政権の裏金でありますが、国民は何も知らされて居ません。政府は口を開けば、財政難、年金が破綻する、福祉の為の資金が無い、等と言いますが、それは国民を欺くもので、より一層国民から税を取り立てる為の虚言なのです。

この間の選挙で、自・公政党が政権党と成った事は国民が其れで良いと選んだ結果ですから、今の日本が在る訳です。皆さんは何時までもこの状態を歓迎するのでしょうか？　皆さんは良くても、皆さんの孫・子の代には、日本は如何なって居るでしょうかねェ？