東大和市さんぽ「モニュメントめぐり(新青梅街道から野火止用水)」
○「モニュメント・藤兵衛さんと狼(中北台公園)」(上北台2-865)
多摩モノレール上北台駅の南西、中北台公園にモニュメント「藤兵衛さんと狼」があり、次の説明があります。
《今は多摩湖になってしまった石川の谷に、昔、藤兵衛さんという腕の良い木こりの親方が住んでいました。ある朝、いつものように仕事場へいこうと笠松坂（狭山丘陵の中にあった）を登っていくと、大きな口をあいて苦しんでいる狼が見えました。口に手を入れて、骨を取ってやると頭をひとつさげ森の中へ行ったそうです。それからというもの、狼は藤兵衛さんを朝晩送り迎えするようになりました。藤兵衛さんは、狼が御嶽神社のお使いで大口真神（おおぐちまがみ）といわれていたので、自分を守ってくれた狼のためにお宮を造り、朝晩拝んだそうです。(『東大和のよもやまばなし』より)》
そのお宮というのが、芋窪4丁目にある住吉神社の境内社「大口真神社」です。
http://queue-kemono.doorblog.jp/archives/5912207.html
○「モニュメント・メリケン袋(ファーマーズセンター)」(立野1-951)
東大和市役所の西、ファーマーズセンターの裏側にモニュメント「メリケン袋」があり、次の説明があります。
《大正時代の頃から、東大和にもメリケン粉（小麦粉）が出回り、どの家でもうどんを作っていたそうです。このメリケン粉が入っていた袋はとても重宝しました。当時は、小学生が学校のお弁当にさつまいもを持っていくこともありました。そのお弁当を包んだのがこの袋で、風呂敷がわりにくるんで腰に結んで通ったそうです。その他にもメリケン粉の袋は、色を染めて半てんにしたり、また敷布にしたりと、幅広く利用されたそうです。(『東大和のよもやまばなし』より)》
http://bungen41.blog.fc2.com/blog-entry-6.html
○「モニュメント・啓示(東大和市役所)」(中央3-930)
東大和市役所の北側にモニュメント「啓示」があり、次の説明があります。
《人・自然・時を一つの形にし、時代をゆっくりと進もうという姿を表わしています。台の部分は大地を表し、その上で人々は手を広げ歓喜しながら前へ進もうとしています。いつの時代にも忘れてはならない希望と夢が前進の原動力です。(『東大和のよもやまばなし』より)》
http://www.city.higashiyamato.lg.jp/index.cfm/34,13017,360,621,html
○「モニュメント・きつねの嫁どり(仲原緑地)」(仲原4-12)
仲原4丁目にある仲原緑地に、モニュメント「きつねの嫁どり」があります。村山貯水池(多摩湖)に沈んだ古い村に石川の村落がありました。貯水池が出来る頃のことです。モニュメントに次の説明があります。
《昔、まだ石川の谷ツに電灯のつかなかった頃のことです。遠く東京の空にはネオンが明るくとてもきれいにうつって見えることがありました。大和村に電灯がついたのは大正6年のことでしたから、とても珍らしくて「あれが東京だべ」と空を眺めたものでした。 その頃、「きつねの火が通るでみろや、みろや」といわれて貯水池の方向をみると、丘陵の尾根をポーッと赤い火がついたり消えたり、いくつもいくつも並んで動いていることがあったそうです。まるで嫁どりの時のちょうちん行列が歩いてくるように見えるのです。そしてふッと消えてしまうというのです。こんな現象を村の人は「きつねの嫁どり」とか「きつねの行列」といっていました。山の尾根や原などによく見られました。(『東大和のよもやまばなし』より)》
http://kitatu.blog.fc2.com/blog-entry-32.html
○「モニュメント・狭山丘陵の古狸(水道緑地)」(清水6-1178)
清水6丁目にある水道緑地にモニュメント「狭山丘陵の古狸」があり、次の説明があります。
《狭山丘陵のくぼ地にあった農家が、養鶏をしていました。ところが、その農家の大切な鶏が毎晩一羽ずついなくなりはじめました。ある朝、井戸の調子が悪いので、農家の人が井戸をのぞいてみると、そこには、何か黒いものが浮いていました。急いで引き上げると、なんとそれはころころと太った古狸だったそうです。狭山丘陵にも以前は狸が沢山いましたが、最近ではめっきりその姿を見かけることはなくなってしまいました。(『東大和のよもやまばなし』より)》
http://www.city.higashiyamato.lg.jp/index.cfm/34,12979,360,621,html
○「モニュメント・俵かつぎ(上仲原公園)」(向原1-1)
けやき通り沿いの上仲原公園にモニュメント「俵かつぎ」があり、次の説明があります。
《麦まきも終わり、畑仕事も一段落した「えびす講」の日（11月二20日）には、村の青年団の運動会が行われていました。大正8年、高木村外五か村組合が合併して大和村となったので、それまで各村々でやっていた運動会が合同で行われることになりました。どの競技も観衆をわかせましたが、中でも花形は60キロの土俵（つちだわら） をかついで100メートルを走る俵かつぎ競争でした。村一番の力持ちを決めるこの競争には、一段と応援の熱が入りました。(『東大和のよもやまばなし』より)》
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○「モニュメント・つけ木受け取りメモ(用水北緑地)」(向原4-10)
向原4丁目の用水北緑地にモニュメント「つけ木受け取りメモ」があり、次の説明があります。
《昔、新青梅街道の南側には茶畑があり、お茶摘みの頃には、子供たちは茶摘みのアルバイトをしてお小遣いを稼いだそうです。子供たちはお茶を摘んでは畑の持ち主に持っていき、マッチの代わりに火を付けるときに使う「つけ木」という端に硫黄のぬってある木片に日付とお茶の目方と手間賃を書いた受け取りのメモをもらいました。そのつけ木のメモをお小遣いのもらえる日まで大事にしまっておいたそうです。(『東大和のよもやまばなし』より)》
http://kitatu.blog.fc2.com/blog-category-22.html
○「モニュメント・あぼへぼ(水道緑地)」(向原4-7)
向原4丁目の水道緑地にモニュメント「あぼへぼ」があり、次の説明があります。
《昔は、穀物の豊作を願って小正月にあぼへぼの行事をしました。鉈（なた）や鎌（かま）を使って、背丈くらいの青竹の先を九本に割り、よくしなうようにするため火であぶります。その先に二十センチ位に切った、にわとこ、かつんぼう、（かつの木）、松などの木で穂や花を作り、さします。のうてん（頂点）には、葉のついた小竹をさし、にわとこの木で作った花を三本さし、一年分計十二本飾りつけます。きれいに飾った竹を、庭先の堆肥（たいひ）の山にさし、水とお米をお供え（おそなえ）して、一年間の豊作をお願いしました。(『東大和のよもやまばなし』より)》
http://blogs.yahoo.co.jp/sanohide_room/16946303.html
○「モニュメント・用水工夫(野火止用水入口付近)」(新堀3-20)
新堀3丁目野火止緑地の野火止用水入口付近にモニュメント「用水工夫」があり、次の説明があります。
《野火止用水は承応4年（1655）、徳川幕府の老中松平伊豆守信綱によってつくられ、小川村の分岐点（現在の小平市中島町）から新河岸川まで六里（約24�辧砲�40日間で堀り通したといわれる用水路です。この用水のおかげで、用水周辺の田、畑がうるおい、米の取れ高は十倍にもなったそうです。また、美術工芸品の設置されたこの場所の町名は新堀といいますが、この掘りができたときに付けられたといわれる新堀という小字名を採用したものです。(『東大和のよもやまばなし』より)》
http://blog.goo.ne.jp/htonchan/e/2935e4372ad074b6b4f9f1ce7a3d019e
○「モニュメント・鳥と子供たち(東大和市駅前)」(南街5-93)
西武線東大和市駅前広場の北側、商店街・ﾌｧﾐﾘｰﾏｰﾄ東側の小さな広場にモニュメント「鳥と子供たち」があり、次の説明があります。
《元気に遊ぶ、無邪気（むじゃき）な子供たち。その姿は、いつの時代にも平和な日々を象徴しています。陽だまりの中のこの風景に、子供たちと共に今を生きる大人たちの願いである平和で安らかな未来への夢を託（たく）します。》
http://blogs.yahoo.co.jp/sanohide_room/17117237.html
○「モニュメント・へびのステッキ(栄公園)」(南街5-59)
南街5丁目の栄公園にモニュメント「へびのステッキ」があり、次の説明があります。
《第二次世界大戦の頃のことです。現在の玉川上水駅付近は、雑木林が続く少年たちの遊び場で、そこには、縞蛇（しまへび）や青大将（あおだいしょう）、地もぐりがたくさんいたそうです。当時、地方から日立航空機に動員された青年の中に、へび取り器を使ってへびを捕まえるのが上手な人がいました。取ったへびの肉は、串に刺して醤油をつけて焼いて食べたそうです。また、残ったへびの皮は、水にさらして風とおしのよい場所で陰干しし、乾燥させると皮が棒にぴったり張り付いて、立派なステッキができたということです。(『東大和のよもやまばなし』より)》
http://blogs.yahoo.co.jp/sanohide_room/15032791.html
○「モニュメント・桜(桜が丘市民広場)」(桜が丘2-142)
桜が丘2丁目の桜が丘市民広場、イトーヨーカドー東側交差点付近にモニュメント「桜」があり、次の説明があります。
《村山団地から東大和市駅を抜けて小平へ向かう旧青梅街道は、かつて江戸街道とよばれた美しい桜並木になっていました。この桜並木は明治十五、六年頃に植えられ、小学校の遠足の場所でもありました。また、並木道を使って運動会が行われたりしたそうです。この見事な桜並木も昭和二十年四月二十四日の空襲で付近がほとんど壊滅状態になり、大部分がなくなってしまいました。市では、桜並木を復活させるため、この道路の街路樹に桜を植え、道路の愛称も桜街道としました。(『東大和のよもやまばなし』より)》
http://blogs.yahoo.co.jp/sanohide_room/14601476.html
○「モニュメント・力石(市民体育館)」(桜が丘2-167)
桜が丘2丁目の市民体育館前にモニュメント「力石」があり、次の説明があります。
《昔は、いまとちがって非常に楽しみが少なかったので、仲間が集まっては、力くらべをするのが楽しみの一つになっていました。東大和市内の神社の境内などには、たいてい「力石」と言われる石が置いてあり、若者たちは、汗と泥にまみれ、競ってこの石を持ち上げました。力石は、だいたい、20貫ぐらい（75�圈砲�普通でしたが、中には50貫（187�圈砲發△訐个�あり、これを持ち上げれば、それこそ村中の話題をさらったものでした。(『東大和のよもやまばなし』より)》
http://blogs.yahoo.co.jp/sanohide_room/12046716.html
○「モニュメント・赤っ風(玉川上水駅前広場)」(桜が丘3丁目)
西武線玉川上水駅前広場にモニュメント「赤っ風」があり、次の説明があります。
《「赤っ風になっちゃうかな」春先強い季節風が吹いてくると、村の人は気がかりでした。大正の頃、桑畑や、茶畑が続いていた東大和市では、春先の強い季節風が吹いてくると土ぼこりで空が真っ赤になり、あたりはなにもみえなくなるほどでした。この強い風が吹いてくると農家の家の中は土が一寸（3�僉砲眄僂發襪曚鼻�土ぼこりのひどい所でした。この風を「赤っ風」といいました。ところが、この赤っ風を心待ちにしている人たちがいました。待望の赤っ風が吹いてくると、畳二畳分の大凧を原に運び、大人が三人ががりで上げたそうです。(『東大和のよもやまばなし』より)》
http://www.city.higashiyamato.lg.jp/index.cfm/34,12975,360,621,html
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