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2013年08月22日22:35

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警察官に捕まり裁判になる

先日のことだ。
自動車を運転していた。
生活道路の交差点で一時停止のところがあった。
ちょっと急いでいたので、停止のしかたが甘かったようだ。
いちおう左右の確認もしたつもりだった。

前の方に警察官がいて、笛を吹かれて呼び止められた。
一時停止違反だ。

若くて優しそうなおまわりさんが近づいてきた。
ていねいな口調で説明してくれた。

おまわり
「交差点で減速だけで停止しませんでしたね。
左右の安全も確認してませんでした。
交差点でもう一人の警察官が現認しました。
違反切符に署名してください。
2点減点で反則金は7000円です」

わたしは違反切符へのサインを拒否した。
一瞬でも停止すれば法律違反じゃないし、安全も確認したつもりだったから。

わたし
「安全確認なんて主観的なものでしょ。
停止しなかったという物的証拠はあるんですか?
どうして動画撮影しないんですか」


ということで一時間以上も押し問答が続いた。
おたがいに同じような主張の繰り返しになってきた。

わたし
「わかりました。
納得できないけど、あなたが難しいこと考えずにサインしろと言えば署名しますよ」

おまわり
「それじゃダメです。
違反を認めずにサインしてもらうことはできません」

わたし
「じゃあどうすればいいんですか??」


この場合は違反の否認ということになるらしい。
調書を作って裁判所に送られ、そこで判断される。
まあ複数の警察官が証言するのだから、絶対に裁判では負けるだろう。
でも、負けても払う罰金は同じ7000円だ。
だったら面白そうだから裁判をやろうか。

たとえばレストランで食事をするのでも、同じ値段だったらレトルトよりも手作りの方がいい。
それと同じで、どうせお金を払うんだったら違反行為もちゃんと書類を作って裁判官に判断してもらってからのほうがいい。

わたし
「それじゃ、その否認でお願いします」

おまわりさんは、ちょっと戸惑ったようだった。
じつは違反の否認を扱うのは初めてだそうだ。
本署のヘルプセンターのようなところに電話をかけて教えてもらっている。
ほかの違反者たちは否認しないのだろうか。

わたし
「勉強になっていいですね」

おまわり
「はい。勉強になります!」

ということで、勉強したおまわりさんの説明はこうだ。

おまわり
「今日のところは、違反切符にサインしなくていい。
サインしていない違反切符と、反則金納付書を渡す。
気が変わって反則金を払いたくなったら、この納付書を使える。
そうしたらこの違反は終わりだ。

最終的に罰金を払うことになるかどうかは裁判所の判断次第だ。
でも違反点数の2点は、今日さっそく減点になる。
自分もおかしいと思うが、そういうことになっているそうだ。

これから調書をとる。
あなたの主張をここで述べてくれ。
でも調書の用紙を持ってきていない。
もう一人の警官が交番から持ってくるから、待っていてほしい。

何日かあとに現場検証がある。
道路の距離や状況などを調べて報告書を作成する。
これに立ち会うこともできるが、立ち会うかどうかは、いま決めてほしい。

また警察署から呼び出しがあるかもしれない。
それも拒否できるが、拒否するかどうかを決めてほしい。

3ヶ月以内にこの件は裁判所に送られて、その結果が届くはずだ。」



もう一人のおまわりさんが調書の用紙を持ってバイクで走ってきた。
ペラペラの小さな紙だ。
おまわりさんと相談しながら文章を考えていく。
現場検証や呼び出しに行くかどうかも調書に書かなければいけない。
「仕事があるので、都合がよければ行く」と書いてもらった。

調書が完成した。
おまわりさんはまたヘルプセンターに電話をかけて、この書き方でいいかどうか読み合わせをしている。
本当に経験のないおまわりさんなんだなあ。

わたし
「めったにないことだから、記念にその調書をコピーしてほしい。
それがダメなら調書を写真に撮っていいか?」

あっさり断られてしまった。
どうしてダメなのか説明してくれたが、どうもよく分からなかった。

ということで、3時間ぐらいかかってしまった。
貴重な時間をムダにしたような気もする。

おまわりさんは別れ際に
「今日はどうもありがとうございました!」
なんて言ってくれた。
経験はないけど優しい人だ。



これからどういう展開になるか楽しみだ。
なんだかワクワクするなあ。
なにかあったらまた日記に書く予定。
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