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卵でとじていない変わったカツ丼があるという苫小牧・糸井の「花菱」へ9月に行った。
もちろんそのカツ丼を食べたわけだが、実は「花菱」は「とり定食」が名物の店で、ほかのお客さん達が食べているのを見てとても旨そうで、これも食べてみたいと思った。
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「3連休おでかけパス(普通列車用)」を使って旅に出て2日目だった11月24日土曜日、夕飯を「花菱」に食べに行ってみることに決めた。
苫小牧から室蘭線で2駅室蘭寄りの糸井駅から歩いて約15分、「花菱」に着き、早速「とり定食(1250円)」を注文。
鶏の半身をじっくり揚げるから時間は掛かる。
20分くらい掛かっただろうか、親父さんが揚げ、3つに切ってからおかみさんにバトンタッチし、お盆に盛られて揚げ立ての「とり定食」がカウンター越しに手渡された。
見るからに旨そうである。
揚げ立ての鶏の半身が3つに切られており、おかみさんから厚みが薄く冷めやすい胸から食べろとのアドバイスを受ける。
その胸の部分の1切れがこれだ。
箸で持ち上げるとずっしり重い。
あとは夢中でかぶりつくだけだ。
もさもさした胸の部分、プリッとジューシーなモモの部分、カリッとクリスピーに揚がった皮、そしてしゃぶると旨みが出てくる小さな骨の回りなど、いろんな部位が楽しめる。
味付けはごく薄味の塩とコショーだけのようだが、これがシンプルで鶏の脂と揚げ油のコクとあいまってめちゃめちゃ旨い。
途中で写真など撮ることも忘れ、すっかり完食。
ちょっと高いが、鶏の半身を丁寧においしく揚げて定食にして1250円だから、これなら納得である。
名物になるのは当然だろう、おいしかった。
自分は骨はしゃぶりはしが残したが、カリカリかじって骨まで食べちゃう常連客も8人いるそうだ。
なお、親父さんが風邪を引いてしまい、前日まで数日間臨時休業していたそうで、確認もせずいきなり訪問して名物の「とり定食」が食べられたのは運がよかったのかも知れない。
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