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苫小牧には卵でとじていない変わったカツ丼を出す店がいくつかある。
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勤労感謝の日の祝日・23日からの連休は、JRの「3連休おでかけパス(普通列車用)」を使って旅に出た。
どこに行くか考えたが、自称「全日本卵でとじていないカツ丼評論家」の自分としては、ネットでたまたま見つけた「かつ天丼」なるメニューがある苫小牧の郊外の店も気になっており、今回は苫小牧に行くことに決めた。
1日目は苫小牧まで移動して泊まり、2日目の24日土曜日、昼飯を食べにその店に行ってみることにした。
ただ、その店は駅から遠く、室蘭線の錦岡からでも糸井からでも3km以上離れており、いくぶん近いと思われる錦岡駅から歩いて行ったが、目的のとんかつ屋「喜多蔵」まで40分も掛かった。
ともかく、お店に着いてメニューを確認すると、あったあった。
「アンケートの要望で『天丼』の様なかつ丼を作ってみました。玉子でとじずに、特製割下で仕上げました。当店にしかない特別メニューです」という、今回の目的の「かつ天丼(960円)」を注文。
具はヒレ・エビ・カキ・イカとのことだが、カキは苦手なので相談したところ、快くチキンに替えてくれると言う。
これはありがたい。
1つ1つ丁寧に作る店らしく、先客もいたからかなり時間は掛かったが、ようやく「かつ天丼」が出てきた。
ご飯の上にキャベツを敷き、割下で煮たという具材を盛り、切り海苔をあしらってある。
早速食べてみよう。
まずはチキンから。
醤油ベースでほんのり甘い割と薄味のサラッとした感じの割下が染みており旨いな。
次にヒレ。
当然おいしい。
そして、えびももちろんエビ天ではなくエビフライで、プリップリで旨い。
そして最後はイカフライ。
筋もなく柔らかで、めちゃめちゃ旨いな。
時間は掛かったが、丁寧に揚げられたこのイカフライだけの丼でもいけるおいしさである。
量は特に多いということもなく、夢中で食べているうちあっさり完食。
これを「カツ丼」と言えるのかは微妙ではあるが、単に「天丼をフライで作ってみました」ということでなく、タレはフライに合うよう研究された割下のようで非常においしかった。
ただ、帰りは駅まで遠いなと思っていたら、広告の打ち合わせを兼ねて食事していた地元紙・苫小牧民報の営業マンが営業車で錦岡駅まで送ってくれた。
彼いわく「苫小牧でいちばん旨いとんかつ屋」だそうで、「第1回・第2回連続優勝!」という「とまこまいうまいっしょ! グランプリの出品メニュー」、「チーズメンチ御膳(1100円)」が今年は「更においしく新しくなった」とのことでダブルチーズに進化しており、これもオススメだと言う。
地元飲食店に詳しい地元紙イチオシのそんなことを聞かされたら気にならないはずもなく、もう1回来なきゃならないだろうな。
駅から遠くて大変である。
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