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2012年08月28日23:48

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山田洋次監督が選んだ喜劇映画はつまらん

毎週火曜日はNHKのBSプレミアムで「山田洋次監督が選んだ日本の名作・喜劇編」を放送している。
日本の喜劇映画の名作を50本選んで順番に流している。
解説は山本晋也さん。

喜劇映画は好きだから、時間があれば観ている。
でも山田洋次監督の選択がひどい。
むちゃくちゃだ。
喜劇の価値というのは、いかにギャグが多いか、いかに観客を笑わせたかだと思う。
それ以外の余分な付加価値を重視しすぎている。

たとえば今日放送の美空ひばり主演「ひばりの森の石松」。
美空ひばりの美声が聞けて、素晴らしい映画だと思う。
だけど堺駿二の出演シーン以外ギャグがない。
これは喜劇映画なのだろうか?

わたしは映画マニアじゃない。
でもわたしが観ている範囲でも、この50本以外にもっと面白い喜劇映画がたくさんある。

巨匠の作品では北野武監督「みんな〜やってるか!」、大島渚監督「絞死刑」がない。

有名なコメディアンでは柳家金語楼とドリフターズが抜けている。

「ヘリウッド」のようなシュール系なカルトな喜劇映画がない。

「男はつらいよ」が選ばれているのはいいとして、どうして第一作なのだ。
「男はつらいよ・フーテンの寅」や「新・男はつらいよ」のほうがずっとギャグが多い。

そしていちばん不思議なのは、解説をしている山本晋也さんの監督作品が選ばれていないこと。
未亡人下宿シリーズとか痴漢シリーズとか、ピンク映画の中にギャグを詰め込んだ素晴らしい作品なのに。
久保新二、たこ八郎、野上正義などの熱演は、当時最高の喜劇映画だった。

ちなみにわたしが一番好きな山本晋也監督作品は、大好きな原悦子さんが主演している「痴漢との遭遇」と「ポルノチャンチャカチャン」。
これら全盛期の作品がDVDボックス10枚組50,000円ぐらいで発売されないだろうか。
そしたらすぐに買うぞ。

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