名古屋市科学館へ行ってきた。
ここは世界一大きなプラネタリウムがある。
ギネスブックに登録されている。
世界一大きな駅ビルの名古屋駅とともに郷土の自慢の施設だ。
ドームの直径が35メートル。
このぐらいの大きさだと本物の星空と見間違えるほど。
視野いっぱいに夜空が映る。
星のまたたきも再現されている。
雲や月明かりもないから見やすい。
星の投影ばかりじゃなくてCG映像なんかも映しだされた。
迫力の大画面だ。
本物と違うのは、まず第一に気温。
天体観測というのは寒さに耐えながらするものだ。
夏でも深夜になればけっこう冷える。
わたしは高校時代、天文観測クラブだった。
徹夜で星を観測しながら暖を取った。
焚き火をしたりカップラーメンを食べたり、未成年なのに酒を飲み交わしたりしていた。
そんな思い出があるから、空調が効いて暖かいプラネタリウム内は違和感を覚える。
それから闇の部分の深さというか、夜空を見上げたときの重圧感のようなものが不足している。
たとえば山に登って頂上近くにテントを張る。
夜になって星空を見上げる。
広い宇宙に圧迫されているような気分になる。
光ファイバーで投影されている星にそんなことを求めてもしかたがないけど。
でもまあ720円でこれだけ楽しめれば充分。
同行者は大学生だったので420円で入場できた。
めちゃくちゃ安い!
山の上で酒を飲みながら星を眺めたくなってきた。
5月の連休は春山登山に行こう。
あっ、それからコインロッカーが素敵だった。
ロッカーナンバーと同じ番号の元素が書いてあった。
プルトニウムは使用中で、セシウムは空いていた。
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