今現在、台風やら大雨やらいろいろな理由で、
全国各地の鉄道路線で不通が相次いでいます。
3月の東日本大震災で被災した路線区もまだありますが、
10月1日に仙台空港鉄道が全線で運転を再開することにより、
未だに不通なのはJR7路線と三陸鉄道2路線となります。
実はこの合計9路線区、
今現在で3段階の差がつき始めています。
(1)線路移設なし、現在路線で運転再開を目指す。
これはJR八戸線、三陸鉄道2路線が該当します。
いずれも具体的に運転再開の時期を挙げられており、
相対的には早期の復旧が見込めます。
(JR常磐線の久ノ浜〜広野間、原ノ町〜相馬間もこれに近いですが、具体的な復旧の目処は立っていません)
(2)線路移設予定、関係者の合意が得られ、今後計画・用地買収等へ。
JR仙石線・JR常磐線の亘理〜相馬間、JR石巻線が、
おおむねこのケースにあたります。
全部付け替えなくても一部区間で付け替えをしたりするなどの計画があり、
これからの進展が注目です。
ただ、用地買収などに手間取れば時間がかかることは言うまでもありません。
(3)現時点で未定
JR気仙沼線・JR大船渡線・JR山田線については、
付け替えをするしないなどの報道がまったくないため、
まだ未定ということでしょうか。
またLRTなどのシステム導入などの議論もあるため、
複雑なのかもしれません。
(情報が入ってこないだけかもしれません。)
また、JR常磐線の広野〜原ノ町間は原発事故で警戒区域となっており、
それが解除されないことには何ともならないでしょう。
復興にも少しずつ差が出ている印象です。
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