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2008年08月28日23:50

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風の谷のまかみし

パキスタンヒマラヤ旅行記その4

フンザで一日休養をした。
ここは行程の中で唯一の観光地だ。
のんびりと洗濯したり街を歩いたりした。

フンザの街は世界最後の桃源郷と言われている。
「風の谷のナウシカ」のモデルになった場所だそうだ。

砂漠の中に突然現れる広大な盆地だ。
真ん中に大きなフンザ川が流れている。
河の両端は切り立った崖のようになり、その両端の上にアンズの森と集落が拡がっている。
今回は緑一色の森だったが、春になるとアンズの花で谷がピンク色に染まるそうだ。
盆地の周りにはヒマラヤの7000メートル級の山々が連なっている。
いちばん有名なのはウルタル峰だ。
日本の名登山家・長谷川恒男が遭難した場所だ。
そのほかラカポシ山、デューン山、レディー・フィンガー・・・・。
どちらを向いても雪を頂いた壮麗な山だ。
そして、盆地の外れにはフンザ城というお城も残っている。
この地には1974年まで王様がいた。
フンザ王国という平和な国だったのだ。

そんなフンザの街を散歩した。
ここはバックパッカーの聖地でもある。
たくさんのゲストハウスがある。
アジアを旅する人たちが、ひととき身体を休める文字通りオアシスの街だ。
ここに住み着いている日本人女性ともお話しした。
イスラムスカーフを首に巻いて、すっかり現地人化していた。
「もう日本には帰りたくありません。」
彼女はきっぱりと呟いた。

だろうなあ。
こんな桃源郷にいたら、あんなせこせこした国なんか帰りたくなくなるよなあ。

ゲストハウス街の一角にインターネット屋さんがあった。
入場料は20ルピー(40円)だ。
ひさしぶりにパソコンを触った。
ここで「2ちゃんねる」などに犯罪予告を書き込んでも絶対に正体がばれないだろうなあ。
などと思いながら、もちろんそんなことはせず、メールを書いたりmixi日記を書いたりした。

それからもう一つ、ここフンザは酒が自由に手に入る。
国境に近いため中国産のビールがある。
地酒の焼酎もある。
フンザパニという名前で売られている。
ブドウから造る酒で、素朴なブランデーという感じ。

夜はもちろん、みんなでホテルのベランダに集まり、大宴会になった。

8月7日(木)
フンザに逗留。
買い出しと観光。

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