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1月10日水曜日は、午前中にクルマで羽後町役場を訪ねた。
羽後町役場は「日本3大盆踊り」の1つとして知られる西馬音内(にしもない)地区にあり、用務が済んだらもうお昼になったので、昼飯は西馬音内で食べることにした。
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羽後町は人口5000人ほどの田舎町だが、西馬音内地区だけでそば屋が7軒もある「そばの街」して知られており、つなぎに海藻の「ふのり」を使った独特なそばは通称「西馬音内そば」として秋田県内では有名なんだそうだ。
「ふのり」つなぎのそばと言えば自分がかつて勤務していた新潟県の「へぎそば」が有名だが、秋田・羽後町にもあるなんて秋田勤務になるまで全然知らなかった。
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そこで、初めて羽後町で食事する今回、江戸時代の文政元年(1818年)創業という200年を超える歴史のある老舗中の老舗、「弥助」へ。
西馬音内では寒い冬でも冷たい「冷がけそば」を食べるのが一般的なんだそうで、今回は天ぷらなどには目もくれずそば自体を味わってみようと「冷がけそば(800円)」を「大盛(200円増し)」にして注文。
冷たいそばと言ったら「ざるそば」みたいにつゆをつけて食べるスタイルが一般的で、同じふのりつなぎの新潟名物「へぎそば」もそういう食べ方だが、ここは最初からつゆに浸かっており、「かけそば」のつゆが冷たいバージョンだった。
早速そばを食べてみるが、ふのりつなぎらしくうっすらと緑色がかっている。
新潟の「へぎそば」より食感がもっと固いそばで、それでいてふのりつなぎの効果でツルッと食べることができ非常においしい。
大盛りにしたから結構なボリュームだったが、天ぷらなどは付けなかったので満腹になるほどのこともなく残り1口まで食べ進んだ。
そばは完食。
冷たいそばでもあり、当然そば湯ももらって残ったつゆに注ぐ。
だしが効いたかなり甘めのつゆでもあり、トロッとしたそば湯で割るとそば湯も旨い。
そば湯も含めて完食。
新潟の「へぎそば」も旨いが、同じふのりつなぎの日本そばでも食感やつゆの味わいが全然異なる西馬音内のそばもおいしかったな。
秋田勤務になるまで全然知らなかったが、羽後町・西馬音内のふのりつなぎのそばも旨かったのである。
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