mixiユーザー(id:17855561)

2023年11月04日00:01

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己の限界

最近、様々なところで
他の人が作られた創作落語、
あるいは大胆に手を入れた古典の改作を聞くたび
物凄く感心すると同時に
落ち込んだりします。


そういった方々の
ネタ作りにおける圧倒的なセンスの良さ
そして、それに比較して、
自分の垢抜けないセンス、マンネリ感が浮き彫りになり
愕然としてしまうのです。


自分が創作落語を
書くようになってそこそこ経ちますが、
その中で【このネタなら】と言えるようなテッパンネタが
本当に少ない事を自覚させられます。


テッパンネタだと
勘違いしていたネタは幾つかありますが、
満を持して臨んだ高座で、
そういうネタが、ことごとく【討ち死に】していく姿を嫌というほど見ています。


【ウケ】というのは儚いものであり、
【私のこのネタは面白い】などと考えるのは
驕りでしかないと、最近、つくづく思いますね。


今まで100本以上もネタを書いてきて、
当然、書く技術というのは、
いくらかなりとも上がってきているでしょう。


しかしそれは自分の中で
【手筋、定番を増やしている】だけで、
決して【面白さの底上げ】になっていないのでしょうね。
ネタを編み上げる技術というのは、いくらかなりとも進歩しても、
それは手筋・定番を組み替えただけの、ワンパターンでしかありません。


自分の面白さというのは所詮、
大学の落研部員だった頃からほとんど変わっていないというのが
現実なんだろうと思います。


それでも私は、ネタを書き続け、
高座に上がり続けるしかありません。
他の優秀な社会人落語家の方々に近づけるよう、
少しづつでも努力をするしかないと、
【努力の嫌いな私】が思っています(笑)


微笑亭さん太
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