「1990年代のムルソー」ワイン会

【2023年7月5日】
第164回の月例ワイン会を開催しました。
場所：中央区銀座のイタリアン
人数：10名
会費：33,000円（食事代8,250円を含む）
ワイン：
1) 1999 Meursault Perrieres, Jean-Michel Gaunoux
2) 1998 Meursault Charmes, Pierre Boillot
3) 1998 Meursault Clos de la Barre, Comtes Lafon
4) 1998 Meursault Desiree, Comtes Lafon
5) 1997 Meursault Charmes, Comtes Lafon
6) 1993 Meursault Charmes Cuvee Albert Grivault, Hospices de Beaune elv Yves Clement
7) 1993 Meursault Clos de la Barre, Comtes Lafon
8) 1992 Meursault Charmes, Robert Ampeau
9) 1992 Meursault Genevrieres. J. Riget-Briset
10) 1992 Meursault Santenots, Marquis d'Angerville

個人的な好みでは、
☆☆☆　 5,6,7
☆☆ 　　 1,2,3,4,8,9,10
☆
でした。

5)は、10本の中では最も薄い色合いで、燻製やバニラや木樽や白コショウや白桃やリンゴの香りと、ミネラル分や鉄分や燻製やリンゴやパイナップルの味わいでした。複雑な果実味が口腔内にぱっと充満する、完成度の高い熟成ワインでした。

6)は、燻製や鉄分や熟したリンゴの香りと、木樽やナッツや燻製や白コショウやパイナップルやグレープフルーツの味わいでした。フレッシュな冷涼感のある繊細な果実味に溢れた、まだ若さも感じられるワインでした。5)や7)の1/4程度の価格ですので、大健闘だと思います。

7)は、ナッツや洋梨や白桃やリンゴの香りと、ミネラル分やハチミツやオレンジやグレープフルーツやパイナップルの味わいでした。酸味と甘味のバランスがとれた、雑味のないピュアな風味の、美しい熟成ワインでした。

全体的には、期待通りの満足度の高いワインでした。
1990年代ということで、Premoxを懸念していましたが、状態の悪いワインはありませんでした。Comtes Lafonを4本入れたことで会費が高額になりましたが、主催者としてはほっと一息でした。
常識的には飲み頃を過ぎていると思いますが、それを承知で今の状態を楽しむのは、いい経験だと思います。