数ヶ月前に街のスーパーで偶然元旦那に遭遇した
ゲッ( ﾟﾛﾟ)!!と思った次の瞬間、元気そうで良かった…と思った自分に驚いて暫し立ち尽くした
死ぬばいいのに、
子供達に迷惑掛けるくらいなら死んでくれ、と願い続けた
誰かの死を願う私にはきっといつか神様のバチが当たるんだろう
それでもいい、と思っていた
この男だけは一生許さない、許せない
数日前に共通の知り合いから元旦那が癌の手術をすると聞かされた
「明日入院だそうです」
前立腺がんステージ�犬世箸い�
運の強い男だね、前立腺がんでは死なない
息子に知らせてほしいと言ったらしい
娘には直ぐにメールを送り
その夜息子に話した
「あ、そう」と言ったきり話は終わり、連絡する気はないんだと知る
昨日の夕方仕事中の息子から電話が入り
「今病院から連絡があって
手術は無事に終わったって」と聞かされる
そうか、あの男、緊急連絡先は息子にしてたんだ…そう思った次の瞬間涙が溢れた
「泣いてるの？ どうして？
大丈夫だょ、貴女は何も心配しなくていい」
息子の声を遠くに聞いていた
どうして私は泣くんだろ…
死ねばいいと思っていたはずなのに
一生許さないと思っていたのに
多分この先アルバイトも出来なくなるであろう元旦那は年金生活になって
嵩む医療費に悩んだ末生活保護を申請するのか、子供達に金の無心をするのか
これ以上子供達に迷惑は掛けたくないから
生きているなら
生きていくなら
元気でいてください…
あの男を許した訳ではないけれど
涙が止まらなかった日
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