※画像はつげ義春氏の夢を作品として具現化した『ネジ式』。憲さんから言わせると「KING OF DREAMS」ですな!
実は憲さん、この歳になっても夢をよく見る。
今日も夢をみた。
その度になるべくその内容を書き留めるようにしている。
しかし、その夢の多くが当然ながら荒唐無稽であり、さらに身近な人が登場したり、また性的な内容が含まれているので公開する随筆には不向きと考えて今まで公開を躊躇していたが、今回の夢は公開しても良しと判断し、ここに「憲さん随筆」としてはじめて公開することにします。
因みに、憲さんが夢を書き留めるようになったのは、やはり好きな漫画家であるつげ義春氏の『夢日記』を読んだからである。
参考
↓
【つげ義春】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A4%E3%81%92%E7%BE%A9%E6%98%A5
【新版 『つげ義春とぼく』】
https://www.shinchosha.co.jp/sp/ebook/E030441/
つげ義春氏と言えば先日芸術院会員になった事が大きく報じられた。
参考
↓
つげ義春さん芸術院会員に
https://www.j-cast.com/trend/2022/03/05432134.html?p=all
これで彼は生涯、国民からの税金で年金(250万円)をもらえることになり、それはそれで寿(ことほ)ぐことであろう。
その記事の中にこうある。
以下、引用。
「人間存在の不条理や世界からの疎外を垣間見せる『文学的な』表現によって、自己表現としてマンガを捉える青年たちに絶大な影響を与えた」
「美術と文学の世界からも高い評価を集め、その作品を読み解く試みを誘発してマンガ評論の発展にも影響を及ぼした」
「まさに『芸術』としてのマンガ表現において日本を代表する作家」
以上、引用終わり。
憲さん、異存はない。
さらにこうある。
漫画界では特に影響を受けた人が多かった。『美味しんぼ』原作者の雁屋哲さんは「つげ義春を一言で表現したいと思ったら『天才』という言葉以外は思い浮かばない」「大学生の時に、つげ義春の『ねじ式』を読んで、天地がひっくり返るような衝撃を受けた」(「つげ義春と私」)と語っている
以上。
参考
↓
【雁屋哲】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%81%E5%B1%8B%E5%93%B2
憲さんも、忘れもしない高校3年生の時に読んだ『ネジ式』の衝撃は今でも忘れられない。
「まさかこんな所にメメクラゲがいるとは思わなかった」で始まる異形な顔立ちの青年の話は「憲さん史上」にも残る衝撃的な漫画との出会いであり、それからつげ義春作品にのめり込んでいった。
参考
↓
【ネジ式】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AD%E3%81%98%E5%BC%8F
シュールレアリズムの天才漫画家・つげ義春の作品が待望、初電子書籍化!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000589.000001485.html
この衝撃的な『ネジ式』もその元ネタは実はつげ義春氏が見た夢だったそうである。
これから、憲さんにとっても“夢”は特別な存在になったと言っても過言ではない。
そして、つげ義春氏の「夢日記」は彼の画(え)と文章で日々見た夢を紹介するという構成で、これもまた憲さんにとっては衝撃的であった。
“夢”とは本来極めてプライベートなものであり、他人に公開するなど「恥ずかしくて」「憚(はばか)られる」ものという考えを完膚なきまでに粉砕してくれた。
この作品に触れてから憲さんも自身の夢をなるべく書き留め公開するようになった。
しかし、さすがに全体への公開は躊躇しており、一部への「押し付け公開」に留まっていたのだが、最近「これではもったいない!」との強迫観念に駆られるようになってきた。
そこで、満を持して憲さんもつげ義春氏に見習い夢を一般に公開することにしたのである。
そして、今回が輝かしきその第一回である!
是非とも憲さんの「夢ワールド」を堪能していただきたい!
ということで、憲さん「夢日記」始まり、始まり〜!
※注意!「夢日記」はあくまでも「夢」なので、その内容は当然ながら合理性、整合性がない場合が多々ありますが、それも夢だからであり、それを理解したうえでお読みください。
※また、登場人物は支障のない限り極力実名で表現したいと思っています。
( ̄ー ̄)ムフフ
憲さん今日も夢を見た。
不思議な夢。
憲さん何故か知らないけど落語協会の色物芸人の駆け出しなのよ。
まだ若くて漫談師の見習いなの。
参考
↓
落語協会色物芸人一覧
https://rakugo-kyokai.jp/variety-entertainer/index05.php
ちなみに調べてみると色物芸人については落語協会よりも落語芸術協会の所属芸人の方が有名な方が多いです。
参考
↓
落語芸術協会所属色物芸人
http://www.geikyo.com/lite/profile/index.php?disp=5
さらに、講談師も落語芸術協会の方が充実しています。
知らなかった!
で、まだ若い下っ端の駆け出しなんだけど図々しくてふてぶてしい奴なのよ。
だから協会の先輩たちにいろんな意味で目をつけられているの。
でもって、憲さん昨今のロシアのウクライナ侵略戦争の情勢を受けて生意気にも「芸人もこの情勢に無関係ではいられない!芸人も反戦の声をあげていかねばならない!でなければ戦中の寄席が戦争協力していった歴史を繰り返してしまう」なんて、いろんなところでアジってるのよ。
これについて、落語協会もそもそも保守的な体質の団体なので、お歴々は苦々しい思いでいるのよ。
でも、憲さん「そんなの関係無い!」とばかりに協会内外での反戦のアジテーションをやめないの。
すると、落語協会の役員が総出で憲さんを「説得?」するという話しになって、寄席に協会員全員が集合するってことになったのよ。
憲さんも「何も悪いことしている訳ではないのだから!構うものか!」って感じで、「受けてたつ!」と意気込んでるのよ。
で、ある日ある寄席でその落語協会の「総会?」が開かれることになったのよ。
その寄席というのが、古びた銭湯を改築したような寄席で、真打ちなどの協会員の噺家は客席に座るのだけど、前座以下駆け出し芸人は二階席というよりも、屋根裏部屋に押し込められてそこから協会幹部が集結する舞台をその頭上から見て意見を拝聴するということに為った訳なのよ。
で、駆け出しの憲さんもその「屋根裏部屋組」の一人でそこで協会幹部を待ち受けることになった訳なの。
すると、次々と落語協会の幹事が苦虫を噛み潰したような顔をして登壇してきたのよ。
ちなみに、現在の落語協会の会長は柳亭市馬師匠で、副会長が林家正蔵師匠。以下、常任理事 柳家小さん・柳家さん喬・入船亭扇遊・林家たい平各事情と続くのだけど、この夢での協会のお歴々にはその人たちは出てこないのよ。
参考
↓
落語協会概要
https://rakugo-kyokai.jp/summary/
で、この夢の中での協会のお歴々の先頭に立っているのが、あの立川談四楼師匠なのよ。
因みに談四楼師匠は立川流で、落語協会の会員ではないからあり得ないのだけど、夢の中だから何でもありね。
で、この立川談四楼師匠は噺家の中でも特にラジカルな存在であるにも関わらず、憲さんのことを先頭で弾圧しようというので憲さん相当ガッカリきた訳よ。
参考
↓
寄席の自粛要請断固反対!落語や文化芸術、大衆娯楽は社会生活の維持に必要不可欠だ!
https://hatakensan.cocolog-nifty.com/blog/2021/05/post-51b60a.html
で、その立川談四楼師匠先頭に後は誰だかわからない幹事が全員登壇して、一般論でもって「芸人の政治活動はいかがなものか?芸人は芸に精進せよ!」と宣(のたま)うのよ。
あの、「物言う噺家」立川談四楼師匠を先頭に。
それを聞いた憲さん、相当萎えちゃって「(´Д`)=*ハァ〜ダメだこりゃ!もうこんな協会辞めてやる!」って思って、前座の仲間が止めるのも聞かずに屋根裏部屋から飛び出して脱走するのよ。
でも、いくあてもなくて浅草のような賑やかな街を大変心細く歩いていると、夢の中では芸人見習いになる前にお世話になっていた会社(これは現在憲さんが勤めている会社)の事務方の久保田氏とバッタリ街で会うのよ。
そして、「脱走記念」に会社に戻ってこいということになって、何かご馳走してあげる。とソースたっぷりの焼きそばが名物の老舗の甘味処で食べることになったのだけど、久保田氏は野暮用があるから先に行って待っててということで、くだんの甘味処に入って待つことにしたのよ。
で、この甘味処がこれまた古風な建物で重要文化財級の佇まいなのよ。そして何故か知らないがここが宿屋も兼ねていて、所在なげに座って待っている憲さんに対して、店の女将が「いくあてがなかったらここに泊まっていきなさいよ」と言ってくれるので憲さん感激して遠慮なく泊まることにしたのよ。
(´Д`)=*ハァ〜
部屋に通されて、やっと落ち着いたと思って部屋のテレビをつけてニュースをみると・・・
「本日、落語協会の総会から漫談見習いの前座が一人脱走しました」なんて流れていて、憲さん全国指名手配の犯罪者扱いなのよ!
憲さんビックリして、「もはやこれまでか!?」と観念しかけたら・・・
Σ( ̄□ ̄;)ハッ!
と、目が覚めたのが夜中の1時半。
(´Д`)=*ハァ〜
何でこんな夢をみたのだろうか?
ということで、憲さんセルフ「夢判断」ね!
「落語協会所属の芸人」は以前からの噺家に対する憧れ。
「反戦のアジテーション」は現在のウクライナ情勢を承けて憲さんの思想から・・・
「立川談四楼師匠の登場」は師匠の「物言う噺家」というスタンスに対する敬意と嫉妬。
「脱走」と「諦念」は現在の憲さんの心象風景を象徴的に表現しているのではないかと考えられる。
今回の夢は女の子が出てこなくて、身近な人は現在の会社の事務方の久保田氏しか出てこなかった。
しかし、なぜ久保田さんだったのだろうか?
謎だ!
誰か本格的フロイト式夢判断!
キボンヌ!
キボンヌ
参考
↓
【夢判断】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A2%E5%88%A4%E6%96%AD
ということで、皆さんも「夢日記」を書いてみませんか?
因みに夢は毎日みているそうですが、「記憶に残る夢」は数えるほどしか無いようで、それをもって私たちは「夢を見た」と言うのでしょう。
それだけ強烈な印象の“夢”なのでしょう。
参考
↓
【夢】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A2
しかし、夢は起きると時間の経過と共に加速度的にその記憶が薄れていくので、起きたらすぐにそれを文章に表すことをお勧めします。
すると、その夢は永遠に「固着」しますので・・・。
是非とも皆さんも素敵な“夢”ライフを!
憲さんもこれから書きためた「夢日記」を逐次「アーカイブス」で公開していこうと思っています!
乞う御期待!
どーよっ!
どーなのよっ?
( ̄ー ̄)ムフフ
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