2005年頃、教育学者の齋藤孝さんの著書にハマって読み漁っていた事が有った。
その時齋藤さんが彼の著書の中で、
「今の若い人にはネット上に書く媒体がいくらでもあるのだから、BlogやSNSにコツコツ書き貯めておきなさい。学生ならそれを合わせれば卒論が出来る。」
と言う趣旨の事を書いていたと記憶しているが、今その言葉を想起すると、改めて凄い先見の明である。昨今のSNSは商売っ気のある人も結構いるので、そこは一歩引いて見ているが、当時の齋藤教授の指摘はまさにその通りだと思う。
歴史的古典である、徒然草とか枕草子も、
「なんとなく書いていたら興が乗ってきて最後に大作になった。」
というのが存外、本音ではないのだろうか。
古典文学を手に取り辛い過去の遺物と考えるのではなく、徒然草にせよ枕草子にせよ、「鎌倉時代/平安時代のブログ」等と解釈して読むと、読む心理的ハードルが下がると思う。
斉藤孝さん
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BD%8B%E8%97%A4%E5%AD%9D_(%E6%95%99%E8%82%B2%E5%AD%A6%E8%80%85)
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