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2021年05月09日00:02

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喧嘩泰平

人間が複数存在するところには、必ず争い事が起こるというのは必然ですが、
悟りを開いたような徳の高い偉い方は、決して無駄な争い事はしないんでしょうね。


中国禅宗の開祖とされている【達磨大師】なんという方は、
面壁九年の座禅によって手足が腐ってしまったという伝説の持ち主ですから、
当然争い事なんてしません。


ただ知り合いと、ちょっとした口喧嘩程度はしたそうでして、
それが今でも子供たちの遊びに名残としてありますよね。
【♪ダ〜ルマさんが、口論だ〜】というヤツですね・・・。


喧嘩には様々な喧嘩がありますが【親子喧嘩】なんというのもありますね。
母親から色々とダメ出しされた挙句、
「何でこんな子に育っちゃったんだろうね〜」と言われた息子が、
「産んでくれなんて頼んでねえよ!」
という切り札の一言を放つ場面というのを見かけます。


これで黙ってしまう親が多いですが、
お母さんにも反撃の一言というのが無いわけではありませんでね。
「産んでくれなんて頼んでねえよ!」
「ごめんね〜、ちゃんと避妊したんだけどね〜」
・・・多分これで、息子さんは目が点になって黙るんじゃないかと思いますね。


小さな子供同士でも喧嘩はするわけですが、実に他愛も無い事で喧嘩してたりしますよね。
「ボクは水の中に一分は潜っていられるよ」
「一分なんて短いよ。ボクなんか、水に飛び込んで三分は潜ってるからね」
「そんなの何だい。ウチのおじさんなんか、
去年の夏に川に飛び込んだまま、まだ上がってこないんだから」


最近の幼稚園や保育所では、後々問題にならないように、
喧嘩になる前に先生が子供たちを止めてしまうようですが、
子供同士の喧嘩というのは、むやみに止めてはいけないそうですね。


というのも、暴力はよくありませんが、
喧嘩を通して子供たちは、多くの事を学んでいるからなんだそうです。


相手に己の意思を主張する事によって、言葉で伝える事が身に付いたり、
自分の感情をコントロールする術や、我慢の仕方などを覚えたりして
精神力が身に付くなんて事があるんですね。


「僕は今、ブロックで病院を作っているんだ。だからこの救急車がいるんだ!」
「僕だって車で遊びたいんだ!」
なんてんで、車のオモチャを取り合ってる子がいたとします。


そこで病院を作っている子は代替案を出すわけですね。
「じゃあ、このトラックを使えばいいよ。トラックなら荷物も運べるよ」
「そうだね・・・うん、トラックでいいよ」
といった具合に、相手を説得するため、
論理的に考えて問題を解決できるなんて事があるわけですね。


もう一歩進んだ考え方の出来る子だと、
「・・・聞こう、いくら積めば、そのオモチャを譲ってくれるのかな?」
なんてんで、経済力を前面に押し出した交渉というのが、
いかに効果的かという事を、既に幼少期で身に付ける事も可能なわけですね。


●残念なお知らせですが、
5/14の『しんしろ寄席』
5/17の『月例寄席』
共に中止になりました。

また来月、よろしくお願い致します。


微笑亭さん太
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